おおさくらそう(大桜草)

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オオサクラソウ(学名:Primula jesoana var. jesoana)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草。草丈は15~40 cm。原産地は日本。本州中部以北~北海道のやや湿った草地に生育。根生葉は直径5~12 cmで、掌状に7~9裂し、縁は三角形の鋸形状。花期は6~8月。4~8個の紫紅色の花が輪状につく。花冠の直径は1.~-2 cmで5裂し、それぞれが2裂し、中央部が黄色である。和名は大型のサクラソウで花がヤマザクラに似ていることによる。別名ミヤマサクラソウ(深山桜草)。尾瀬(2015/6/17)。

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さんかよう(山荷葉)

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サンカヨウ(学名:Diphylleia grayi)はメギ科サンカヨウ属の多年草。草丈は30~80cm。原産地は日本、サハリン。本州中部以北~北海道の深山のやや湿った林内に自生する。葉は大小2個つき、上の葉は小さく葉柄はなく、下の葉には葉柄がつく。葉身は腎臓形で切れ込む。花期は5~7月。茎の先に直径2cmほどの白色の花を数個つける。花は小さい葉につき、葉の上に乗っているように見える。大きい葉には花がつかない。花のあと、濃い青紫色で白い粉を帯びた実をつける。実は食用になり甘い。名前は、山に生え、葉がハスの葉(荷葉)に似ていることから。別名-。尾瀬(2015/6/17)。

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つくばねそう(衝羽根草)

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ツクバネソウ(学名:Paris tetraphylla)はユリ科(シュロソウ科)ツクバネソウ属の多年草。草丈は15~40cm。原産地は日本、中国。北海道~九州の林床に生える。茎は1本立ち、葉は長楕円形で4枚が輪生する。長さ4~10cmで先端は尖り、葉柄はなく、葉の縁は全縁。花期は5~8月。花は茎頂に1個淡黄緑色の花を上向きにつける。花柄は長さは3~10cm。外花被は4枚で披針形、長さ1~2cm、内花被片は退化してない。黄色い雄しべ8本と4裂した柱頭。液果は球形で約1cm、秋に羽根突きの羽子(はご)に似た実が黒紫色に熟す。別名-。尾瀬(2015/6/17)。

うすばさいしん(薄葉細辛)

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ウスバサイシン(学名:Asarum sieboldii)はウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草。草丈は10~15cm。原産地は日本、中国。本州~九州の山地のやや湿った林の中に生育。地面から伸びる長い柄の先に、2枚の葉が左右に向かい合って生える。 葉の柄は暗い紫色、 葉の長さは5~8cmくらいで卵心形で先が尖っている。 葉は薄くて緑色をしている。 葉のつけ根の部分は深い心形。茎は地を這って伸びる。花期は4~6月。2枚の葉の間から2~4cmくらいの花柄を出し、花径10~15mmくらいの花を1個つける。 暗紫色をした花びらのように見えるものは萼である。 3つに裂けた萼がつけ根の部分で合わさって筒状をしている。 萼片の先は尖っている。根は生薬で細辛(さいしん)といい、鎮痛、鎮咳、去痰の薬効がある。和名は生薬の「細辛」と葉が薄いことから。別名サイシン(細辛) 。尾瀬(2015/6/17)。

ぎょうじゃにんにく(行者葫)

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ギョウジャニンニク(学名:Allium victorialis subsp. platyphyllum)はユリ科(ネギ科)ネギ属の多年草。草丈は40~70cm。原産地は日本、シベリア、朝鮮半島など 。北海道~近畿以北の亜高山地帯の針葉樹林、混合樹林帯の水湿地に群生。長さ20~30cm、幅3~10cmの根生葉を持つ。葉には光沢がある。ニンニク臭を放ち、地下にはラッキョウに似た鱗茎を持つ。花茎は長い。花期は6~7月。花茎の頂端に、白色または淡紫色の小花を多数つける。花は球状の花火形でネギの花に似ている。名前の由来は山にこもる修験道の行者が食べたことからと一般に言われている。また、ギョウジャニンニクを食べると滋養が付きすぎて修行にならないため、食用を禁じられたからとも言う。別名アイヌネギ(アイヌ葱)、キトビロ。尾瀬ヶ原(2015/6/17)。

はりぐわ(針桑)

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ハリグワ(学名:Cudrania tricuspidata)はクワ科ハリグワ属の落葉小高木。高さは5~10m。原産地は中国。日本には明治の初期に渡来。幹や枝の葉腋に小枝が変形したとげが多い。葉は互生し、長さ6~10cmでほぼ楕円形。浅く3裂するものは雌木で、全縁の葉は雄木。日本に栽植されるものはほとんどが雌株である。花期は5~6月。雌雄異株。新枝の葉腋に3cm程の淡黄色の球形の花序をつける。多数の花が密生する。果実は直径2~3cmの液果の集合果で11月ごろ赤く熟す。庭園などに栽植されている。樹皮や根は腰痛、喀血に、材は黄色の染料に、果実は食用に、樹皮は製紙材料に利用。蚕に最もよく使われたのはヤマグワ(別名クワ)であるが、ハリグワも養蚕に使うことが出来る。別名シャ(柘)。京都府立植物園(2015/6/23)。

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うさぎのお(兎の尾)

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ウサギノオ(学名:Lagurus ovatus)はイネ科ウサギノオ属の一年草。草丈は10~40cm。原産地は地中海沿岸。千葉~岡山の荒地や路傍に生育。全体に毛がたくさん生えている。葉は幅の狭い披針形。花期は4~7月。長さ4cmくらいの果球型~楕円形の白い穂をつける。花の後にできる実はえい果。別名ラグラス(Lagurus)、ウサギノシッポ(兎の尻尾)。英名はharestail grass。 京都府立植物園(2015/6/23)。

さつまちどり(薩摩千鳥)

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サツマチドリ(学名:Ponerorchis graminifolia var. nigro-punctata、Orchis graminifolia var. micropunctata)はラン科ウチョウラン属の多年草。草丈は5~20cm。原産地は日本。ウチョウラン の変種で、薩摩半島の洋上に浮かぶ甑島の岩場や礫地の草むらにだけ自生する固有種。茎は球状の塊根から出て斜上する。葉は線形~広線形で数個つき、長さ7~12cm。先は尖り、基部は鞘となって茎を抱く。花期は6~7月。花は茎頂に密に15~30個つき、淡紅紫色~淡紅色で径約6~8mm。側萼片は水平に開出し、唇弁に赤紫色の斑点が入るものが多い。かって「野生ランの女王」と人気があり乱獲されたため、絶滅危惧種に指定されているが、園芸用に育てられたものが各地に広がっている。京都府立植物園(2015/6/23)。

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ハンネマニア(Hunnemannia)

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ハンネマニア(学名:Hunnemannia fumariifolia)はケシ科ハンネマニア属の多年草。草丈は50~60cm。原産地はメキシコ。標高1500~2000mの岩礫地などに生える。茎は直立し、基部は木質化する。葉は灰緑色で、細かく線形に分裂。花期は5~8月。茎頂に鮮黄色のカップ形の花を咲かせる。雄しべは短く、葯はオレンジ色。別名メキシカンチューリップポピー(Mexican tulip poppy)。京都府立植物園(2015/6/23)。

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ぎんりょうそう(銀竜草)

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ギンリョウソウ(学名:Monotropastrum humile)はイチヤクソウ科ギンリョウソウ属の多年草。草丈は10~20cm。原産地は日本、朝鮮、中国、台湾、サハリン。北海道~沖縄の:湿り気のある林の中で生育。この花は葉緑素を持たず、落ち葉などを養分にして育つ。 茎は直立した円柱状。鱗片葉と呼ばれる葉の退化したものが、鱗のように全体を覆って、10~20枚が互生。花期は6~8月。茎先に壺状円筒形の花を1個だけ下向きにつける。 3~5枚の白い花弁を重ね合わせている。 萼片は1~3枚で鱗片状である。実は卵形の液果。根を含む全草が生薬の水晶蘭(すいしょうらん)となる。 強壮、強精、鎮咳などの薬効がある。 名の由来は、全体の姿を白銀色の竜に見立てたも。別名ユウレイタケ(幽霊茸)。尾瀬(2015/6/17)。

しんじゅのき(真珠の木)

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シンジュノキ(学名:Gaultheria mucronata、Pernettya mucronata)はツツジ科シラタマノキ属(ゴーテリア属、ペルネティア属)の常緑性低木。高さは50~100cm。原産地はチリ。山地や海岸近くに生える。葉は小さな卵形で先が尖り、互生。花期は:5~6月。壺形の白い花を下向きに咲かせる。白い小さな壺形の花をつける。実の観賞時期は9~2月。赤、桃色色、紫、赤褐色、白など多彩な色の丸い径1cm前後の実を鈴なりにつける。別名ペルネティア(Pernettya)、ペルネッティア・ムクロナタ(Pernettya mucronata)。湯沢高原パノラマパーク(2015/6/18)。

はやちねうすゆきそう(早池峰薄雪草)

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ハヤチネウスユキソウ(学名:Leontopodium hayachinense)はキク科ウスユキソウ属の多年草。草丈は10~30cm。原産地は日本。岩手県早池峰山特産で、山頂部の蛇紋岩地の礫地に生える。根出葉は線状倒披針形で、長さ3~8cmになり、両面に白毛がある。茎につく葉は7~10個が互生し、線状披針形で先端がとがり、長さ3~5cmになり、基部は細くなり茎を抱く。表面の綿毛は少なく緑色で、裏面は灰白色の綿毛が密生する。花期は7~8月。4~8枚の線状披針形の総包葉が星形につき、全体に白い綿毛を密生する。 茎先には柄のない頭花を4~8つける。 頭花の中心部には雄花、周辺部には雌花がある。他のウスユキソウ属の花と比べて、花も大きく綿毛も多い。花の後にできる実はそう果。アルプスに咲くエーデルワイスに似ていることが縁で早池峰山の麓にある大迫町(現花巻市)は、オ-ストリアのベルンドルフと姉妹都市になっている。環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。湯沢高原パノラマパーク(2015/6/18)。

わたすげ(綿菅)

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ワタスゲ(学名:Eriophorum vaginatum)はカヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草。草丈は10~50cm。原産地は日本、サハリン、カムチャッカ、シベリア。北海道から本州の中部地方の低山から高山にかけての湿原に生育。根際から生える葉は細長い線形で硬い。 茎につく葉は退化して鞘状となる。花期は4~6月。茎先に長さ1~2cmの卵形の小穂をつけ、鱗片が黒っぽくて葯が黄色の花をたくさんつける。結実期は6~8月で、花が終わると茎が伸び、先に白い綿毛をつける。この綿毛は種子の集まりである。名前の由来はスゲの仲間で、花が終わった後にできる白い綿毛の果穂がワタのように見えることから。別名スズメノケヤリ(雀の毛槍)。尾瀬(2015/6/17)。

いわかがみ(岩鏡)

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イワカガミ(学名:Schizocodon soldanelloides)はイワウメ科イワカガミ属の常緑多年草。草丈は10~20cm。原産地は日本。北海道~九州の:亜高山、高山の岩場や草地に生育。葉には長い柄があり、根際から生える。 葉の形は卵円形で、表面には艶がある。花期は:4~7月。茎先に総状花序を出し、3~10輪の花を横向きにつける。 花の色は淡い紅色から白まで変異がある。 花径は10~15mmくらいで、鐘状をしている。 花冠は5つに分かれ、その先は更に細かく裂けている。花の後にできる実はさく果。尾瀬(2015/6/17)。

みつがしわ(三槲、三柏)

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ミツガシワ(学名:Menyanthes trifoliata)はミツガシワ科ミツガシワ属の多年草。草丈は15~40cm。原産地は日本を含む北半球の寒帯~亜寒帯。北方領土を含む北海道から九州にかけての山地や低地の沼地や湿地に生育。地下茎を横に伸ばして広がる。葉は3出複葉で、互生。 葉には長い柄がある。 小葉の形は卵形で、縁は波打っている。花期は4~7月。茎先に総状花序を出し、花径1~1.5cmの小さな白い花を10~20輪くらいつける。 花は下から順に咲いていく。 花冠は深く5つに裂け、裂片の内側には白い縮れた毛をたくさんつけている。 萼片は5枚である。 淡紫色の花もある。花の後にできる実は丸いさく果で、黄赤色に熟する。葉には苦味成分が含まれ、生薬で睡菜(すいさい)といって江戸時代には健胃薬として用いられたという。名は葉の形が三つ柏の紋に似ているところからつけられた。別名ミズハンゲ(水半夏)。尾瀬(2015/6/17)。

こばいけいそう(小梅蕙草)

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コバイケイソウ(学名:Veratrum stamineum)はユリ科(APG植物分類体系ではメランチウム科)シュロソウ属の多年草。草丈は50~150cm。原産地は日本固有種。北海道~本州の中部地方の亜高山や高山の湿った草地や湿原に生育。:葉は幅の広い楕円形で、互生。 葉脈は平行脈で、鋸歯はない。花期は6~8月。茎先に太い円錐花序を出し、白い花を多数つける。 真ん中の長い花穂には両性花がつく。 脇に枝分かれしてつく花穂には雄花がつく。 花被片は長卵形で、6枚ある。 雄しべは6本で花被片より長く、葯は黒紫色である。花を咲かせるに十分な養分を必要とし、数年に一度しか咲かない。花の後にできる実はさく果。根茎にアルカロイドを含み、有毒である。若芽は山菜のオオバギボウシやノカンゾウの若芽に似ており、誤食による食中毒に注意が必要。和名は、花が梅に、葉が中国産の蕙蘭に似ており、バイケイソウ(梅蕙草)より小振りなことからきている。 尾瀬(2015/6/17)。

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たてやまりんどう([立山竜胆)

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タテヤマリンドウ(学名:Gentiana thunbergii var. minor)はリンドウ科リンドウ属の多年草(越年草)。草丈は5~10cm。原産地は日本固有種。北海道から本州の中部地方の日本海側の高山や亜高山の湿原や湿り気のある草地に自生する。ハルリンドウ(春竜胆、学名:Gentiana thunbergii)の高山型変種。花期にも根元に卵形の根生葉が残る。 葉は対生し、幅3mm、長さ7mmほどの披針形で茎に寄り添う。花期は6~8月。長さ1~2cmの漏斗状の淡青紫色の花を、茎の上部に1個、上向きにつける。花は日があたっている時だけ開き、曇天、雨天時は、筆先の形をした蕾状態になって閉じている。 花冠の先は5つに裂ける。 裂片の間には短い副片がある。花の色は淡い青紫色のものと白いものがある。 白いものをシロバナタテヤマリンドウ(白花立山竜胆、学名:Gentiana thunbergii var. minor form. ochroleuca)として区別する場合もある。別名コミヤマリンドウ(小深山竜胆)。尾瀬(2015/6/17)。

チョコレートコスモス(Chocolate cosmos)

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チョコレートコスモス(学名:Cosmos atrosanguineus)はキク科コスモス属の常緑多年草。 草丈は30~70cm。原産地はメキシコ。切れ込みのない葉。花期は5~7月、9~11月。4~5cmほどの濃赤紫色の一重の花を咲かせる。チョコレートのような香りがする。根が塊茎状になり、暖地では地上部を大部分枯らして冬越する。球根の形状はダリアによく似ている。バナコスモスとの交雑種も出回っている。別名ビデンス-アトロサンギネア(Bidens atrosanguineus)。西宮市北山緑化植物園(2015/6/14)。

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みつばしもつけそう(三つ葉下野草)

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ミツバシモツケソウ(学名:Gillenia trifoliata)はバラ科ミツバシモツケソウ属の多年草(温暖地では一年草扱いすることもある)。草丈は40~100cm。原産地は北アメリカ東部。茎は直立し、よく枝分かれする。茎は赤い。葉は3出複葉で、小葉は8cm程の卵状長楕円形、縁に粗い鋸歯がある。葉には柄はない。 秋には紅葉をする。花期は5~7月。茎先に円錐花序をだし、3cm程の白色の星形の5弁花をつける。赤い萼片が5枚あり、花弁が落ちた後も星形になって残る。花壇や鉢植えなどで利用される。ホソバミツバシモツケ(細葉三つ葉下野、学名:Gillenia stipulata)も出回っている。ミツバシモツケソウ「よりも葉が細く、草丈は1mくらい。別名ミツバシモツケ(三葉下野)、ギレニア・トリフォリア(Gillenia trifoliata)。西宮市北山緑化植物園(2015/6/14)。

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びゃくだん(白檀)

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ビャクダン(学名:Chamaecereus silvestrii)はサボテン科エキノプシス属の匍匐性常緑多年草。草丈は15~30cm。原産地はアルゼンチン北西部。サボテンの一種で紐状または円柱状をした身体からは白い毛が出ており、小指程度の大きさで群生。刺は弱め。株の色は若緑だが、直射日光に当てると茶色や褐色に変色する。日当りのよい場所で栽培。花期は5~7月。鮮やかな朱色の花を咲かせる。環境・栽培により群花。別名エキノプシス・カマエケレウ(Echinopsis chamaecereus)、ピーナッツ・カクタス(Peanut cactus)。淡路島アート山(2015/5/31)。

しろばなブラシのき(白花ブラシの木)

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シロバナブラシノキ(学名:Callistemon salignus)はフトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木。高さは5~12m。原産地はオーストラリア東部。灰白色の樹皮は紙状に剥離し、葉は革質の披針形で互生。花期は5~7月。枝先に穂状花序を出し白~クリーム色の長さ5~10㎝の花をつける。ブラシのように見えるのは細長い雄しべである。花弁や萼片は開花後に落ちてしまう。花後の実は蒴果。 乾燥にも耐えるため、街路樹や公園樹として植栽されている。別名カリステモン・サリグヌス(Callistemon salignus)。国営明石海峡公園(2015/5/31)。

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ルバーブ(Rhubarbe)

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ルバーブ(学名:Rheum rhabarbarum)はタデ科カラダイオウ属の多年草(一年草)。草丈は1~2m。原産地はシベリア。ヨーロッパ、特にイギリスではポピュラーな野菜。日本には明治のはじめに入ってきた。大型の植物で地際から放射状に葉柄をながく伸ばし、その先に大きな葉を広げる。葉柄は太くてみずみずしく、赤く色づく。花期は5~7月。花茎を長く伸ばして、地味な淡黄色の花を穂状に多数咲かせる。葉の軸(葉柄)を食べる。酸味が非常に強いが砂糖との相性がよく、ルバーブ・ジャムやルバーブ・タルトの材料となる。薬効があり、おなかによいと言われている。葉には多量のシュウ酸を含むため、食用にしてはならない。別名ショクヨウダイオウ(食用大黄)、マルバダイオウ(丸葉大黄)。西宮市北山緑化植物園(2015/5/8)。

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コレオネマ(Coleonema)

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コレオネマ (学名:Coleonema pulchrum)はミカン科コレオネマ属の常緑低木。高さは1~2m。原産地は南アフリカ、オーストラリア。草原や岩の多い場所に分布。枝はよく分枝し、葉は互生し、葉身は2~4cmの線形。花期は4~6月。枝先や葉腋に小さな白や淡紅色の5弁花をつける。別名コレオネマ・プルクラム(Coleonema pulchrum)。園芸品種には葉が黄緑色のサンセットゴールド(学名:Coleonema pulchrum cv. Sunset Gold)や花が淡紅色のピンクファウンテン(学名:Coleonema pulchrum cv. Pink Fiuntain)などがある。西宮市北山緑化植物園(2015/4/28)。

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西宮市北山緑化植物園(2016/4/14)コレオネマ’サンセット’
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きゅうこんつりがねそう(球根釣鐘草)

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キュウコンツリガネソウ(学名:Hyacinthoides hispanica、Scilla campanulata、Scilla hispanica)はユリ科(キジカクシ科)ツルボ属の多年草。草丈は20~40cm 。原産地はヨーロッパの西部、ポルトガル、スペイン。山野の日当たりの良いところに生える。葉は扁平な線形で根生する。花期は4~5月。花茎を伸ばして総状花序をだし、花色が青、淡紅、淡紫、白色などのベル形の花を咲かせる。別名シラー カンパヌラータ(Scilla campanulata)、ヒアキントイデス・ヒスパニカ、ヒアシンソイデス・ヒスパニカ(Hyacinthoides hispanica)、ツリガネズイセン(釣鐘水仙)。英名は Spanish blue-bells、Wood hyacinth。西宮市北山緑化植物園(2015/4/28)。

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うんなんはぎ(雲南萩)

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ウンナンハギ(学名:Campylotropis polyantha)はマメ科ハナハギ属の落葉低木。高さは1~2m。原産地は中国。山の斜面などに生える。枝は細く、稜がある。葉は3出複葉で互生。小葉は倒卵形で、裏面には柔らかい毛が密生する。すべての葉に托葉がある。花期は3~5月、9~10月。葉腋から長い花梗をのばし、総状花序にピンク色から白色の蝶形花を咲かせる。花の後にできる実は豆果。中国では重要な蜜原料植物となっている。別名カンピロトロピス・ポリアンタ(Campylotropis polyantha)。流通名はシキザキウンナンハギ(四季咲き雲南萩)、シセンシキザキウンナン(四川四季咲き雲南)。中国名は多花杭子梢、小雀花。西宮市北山緑化植物園(2015/4/28)ニキサキウンナンハギ(二季咲雲南萩)。

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宝塚あいあいパーク(2009/9/9)
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うんしゅうみかん(温州蜜柑)

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ウンシュウミカン(学名:Citrus unshiu)はミカン科ミカン属の常緑低木。高さは4~5m。原産地は日本。葉は卵状楕円形で先は尖り、全縁。花期は5~6月。白色の5弁花をつける。10~11月ころに、扁球形の果実を橙黄色に熟す。別名ミカン(蜜柑)。英名はCitrus unshiu。京都府立植物園(2015/4/22)。

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やえべにしだれ(八重紅枝垂)

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ヤエベニシダレ(学名:Cerasus spachiana 'Pleno-rosea'、 Prunus pendula 'Plena Rosea' )はバラ科サクラ属の落葉高木。高さは5~20km。原産地は日本、中国。エドヒガン(江戸彼岸)の栽培品種。花期は4月中旬。淡紅色の八重咲きの花を枝垂れて咲かせる。花弁数は15~25枚。花色が濃く八重咲きの美しい枝垂れ桜で、明治時代に元仙台市長、遠藤庸治が京都の平安神宮に献上したこともあるといわれている。別名エンドウザクラ(遠藤桜)、センダイヤエシダレ(仙台八重枝垂)、センダイコザクラ(仙台小桜)、ヘイアンベニシダレ(平安紅枝垂)。同属には、一重咲きで花色が濃い ベニシダレ(紅枝垂れ、学名:Prunus pendula 'Rosea')や、一重咲きで花色が薄い シダレザクラ(枝垂桜、学名:Prunus pendula) がある。京都府立植物園(2015/4/22)。

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西宮市北山緑化植物園(2016/4/11)
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しだれえんじゅ(枝垂れ槐)

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シダレエンジュ(学名:Styphnolobium japonicum var. pendulum)はマメ科エンジュ属(クララ属)の落葉低木。高さは3~5m。原産地は中国。 日本へは仏教と相前後して渡来。葉は奇数羽状複葉で、互生。小葉の形は卵形。花期は7~8月。枝先に円錐花序をつけ、淡いクリーム色をした蝶形の花を咲かせる。10~11月に数珠状にくびれた豆果をつける。花を乾かしたものは生薬で槐花(かいか)といい、煎じて止血薬にする。中国では、古くからエンジュ(槐)は縁起のよい木とされ、中でも変種のシダレエンジュはその最高種とされ、庭木として珍重されてきた。基本種は高木となるが、本種は低木である。別名リュウノツメエンジュ(竜爪槐) 。京都府立植物園(2014/9/15)。

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京都府立植物園(2015/4/22)
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おんつつじ(雄躑躅)

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オンツツジ(学名:Rhododendron weyrichii)はツツジ科ツツジ属の落葉低木。高さは:3~5m。原産地は日本。本州の紀伊半島と四国、九州nの日当たりの良い山地に生育。葉は長さ5~8cmの卵円形で互生、枝先に3枚が輪生するように見える。花期は4~5月。葉の展開前あるいは展開と同時に開花し、朱赤色ないし濃い朱赤色の花を1~3輪ずつつける。花色はピンクに近いものから、濃い朱赤色ものまでさまざまで、白花品も存在する。花の上部内面には暗朱色の斑点がある。 花径も5cmほどある大輪である。 花冠は漏斗状で、先が5つに深く裂ける。 裂片の形は楕円形で、上部の裂片の内側には濃い斑が入る。 雄しべは10本である。和名の由来は木の男性的な姿からきており、メンツツジ(雌躑躅)の別名のあるフジツツジ(藤躑躅)との対比名づけられた。別名ツクシアカツツジ(筑紫赤躑躅)。京都府立植物園(2015/4/22)。

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はるのたむろそう(春の田村草)

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ハルノタムラソウ(学名:Salvia ranzaniana)はシソ科アキギリ属の多年草。草丈は5~30cm。原産地は日本。本州の紀伊半島と四国、九州の:山地や湿った谷間の木陰に生える。葉は1~2回羽状複葉。 下部の葉には長い柄がある。 小葉の縁には少数の鋸歯がある。 葉の表面にはまばらな毛がある。"花期は4~6月。長さ約8mmの白い小さな唇形の花を数段輪生する。花の後にできる実は分果で、4つのブロックからなる。全体がアキノタムラソウ(秋田村草)によく似ているが、全体に小形。京都府立植物園(2015/4/22)。

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じゅずねのき(数珠根の木)

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ジュズネノキ(学名:Damnacanthus macrophyllus)はアカネ科アリドオシ属の常緑低木。高さは50~100㎝。原産地は?。近畿地方以西に分布。枝は二叉(にさ)状に分枝する。葉は1対ごとに退化し、大きい葉は広披針形で長さ7~13cm。刺針はごく短いか、ほとんど発達しない。花期は4~5月。白色の花を2、3個ずつ腋生(えきせい)する。子房は下位で4室、各室に1個の下垂する胚珠(はいしゅ)がある。果実は丸く、11~12月に赤く熟し、翌年の花の時期まで残る。名は根が数珠(じゅず)状に膨らむことによる。別名オオバジュズネノキ(大葉数珠根の木)、ナガバジュズネノキ(葉数珠根の木)。京都府立植物園(2015/4/22)。                                        

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クレマチス・アルマンディー(Clematis armandii)

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クレマチス・アルマンディー (学名:Clematis armandii)はキンポウゲ科センニンソウ属の常緑蔓性木本(つる性の多年草)。高さは蔓性で5~6m。原産地は中国。林縁や川沿いに生え、近くにある潅木や樹木をよじ登る。葉は3出複葉で、小葉は狭披針形で革質で、長さは10cm程度。花期は4~6月。前年枝の葉腋に円錐花序をだし、径3~5cm程度の白色から淡いピンク色の花を咲かせる。花には4~5個の萼片があり、芳香を漂わせる。現在日本で出回っているもののほとんどがこの園芸品種のアップルブロッサム(学名:Clematis armandii cv. Apple Blossom)になる。英名はArmand's clematis。京都府立植物園(2015/4/22)。

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つくもどうだん(つくも満天星、つくも灯台)

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ツクモドウダン(学名:Enkianthus perulatus Tukumo)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木。高さは50cm位。原産地は日本。ドウダンツツジの矮性品種。花期は4~5月。釣鐘のような形の白色のお花が咲く。秋の紅葉が美しい。別名ツクモドウダンツツジ(つくも満天星躑躅)。京都府立植物園(2015/4/22)。

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サンシキギリア

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サンシキギリア(学名:Gilia tricolor)はハナシノブ科ヒメハナシノブ属の一年草(多年草)。草丈は30~90cm。原産地は米国(カリフォルニア州)。標高1200m未満の山地や丘陵に生える。葉は羽状複葉で裂片は細かく、表面は毛に被われる。花期は4~6月。茎頂に芳香のある漏斗形の薄紫色からピンク色の花を咲かせる。花冠の咽部は紫色と黄金色。突き出した青色の雄しべが目立つ。別名ギリア・トリコロル(Gilia tricolor)。英名は Bird's-eye、Bird's-eye gilia。 京都府立植物園(2015/4/22)。

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やまねこのめそう(山猫の目草)

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ヤマネコノメソウ(学名:Chrysosplenium japonicum)はユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草(一年草)。草丈は10~20cm。原産地は日本、朝鮮半島、中国。北海道~九州の湿った林内や渓流沿いなどに生える。茎葉は互生し、腎円形で長さ1~3cm、平らな鋸歯がある。花期は3~5月。花茎の先に5mm位の黄緑色の花を数個つける。花弁がなく萼裂片は4個で平開する。 花には花弁がなく、萼片が4枚ある。 萼片は先の方は緑色で、付け根の方は黄緑色をしている。花が終わると開いていた顎片が立ち上がってさく果がつく。果実は縦に裂開し、褐色で楕円形の小さな種子が多数ある。 この状態や熟して実が弾けたようすを猫の目にたとえたのが名の由来。京都府立植物園(2015/4/22)。

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のぼたん(野牡丹)

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ノボタン(学名:Melastoma candidum)はノボタン科ティボウキナ属の常緑低木。高さは100~200cm。原産地は東南アジア、ブラジル。葉は緑色で楕円形。花期は7~12月。枝先に薄紅紫色の5弁花を咲かせる。実を食べると口の中が黒紫色になる。別名:ピンク・メラストマ(Pink Melastoma)。豊中服部緑地植物園(2007/10/3)。

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宝塚あいあいパーク(2008/10/31)ノボタン’リトルエンジェル’
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メコノプシス・シェルドニー(Meconopsis sheldonii)

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メコノプシス・シェルドニー (学名:Meconopsis x sheldonii)はケシ科メコノプシス属の多年草。草丈120~150cm。原産地はネパール~チベット。ヒマラヤの青いケシと呼ばれるベトニキフォリア種(Meconopsis betonicifolia)とグランディス種(Meconopsis grandis)の種間交雑種。茎や葉には毛が生えている。葉は細長い楕円形で、互生。葉の縁には粗い鋸歯がある。花期は5~7月。茎先に鮮やかな青い5弁花をつける。花径は10cmくらいある大輪。淡路夢舞台(2015/4/5)。

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クリビア・ノビリス(Clivia nobilis)

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クリビア・ノビリス(学名:Clivia nobilis)はヒガンバナ科(クロンキスト体系ではユリ科)クンシラン属の多年草。草丈は40~50。原産地は南アフリカのナタール地方。林の中に生育。根際から生える葉は線形である。花期は1~4月。筒状の花を15~20輪くらいつける。花の色はオレンジやクリームなどがある。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。属名の Clivia は19世紀のイギリスの「クライブ家(Clive)」出身の公爵夫人にちなんで名づけられた。種小名の nobilis は「気品のある」という意味である。別名クンシラン(君子蘭)。

リカステ(Lycaste)

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リカステ(学名:Lycaste)はラン科リカステ属の多年草。草丈は30~80cm。原産地はキューバ、メキシコ、ペルー、ブラジルなど中南米。ランの仲間で、およそ25~30種の仲間が知られている。低地性と高地性の2タイプに分けられる。低地性は丈夫で比較的つきあいやすい種もあるが、高地性は冷涼な気候を好んで暑さを嫌がり、育てにくい種が多い。樹木の幹や枝、ときには崖や岩の上に根を張り付かせて自生する。地際が卵形に大きくふくらんで球根のようになり、この部分を「バルブ」と言う。その先端に縦じわのあるアンバランスな大きな葉を3~4枚付ける。休眠期になると葉を落とす落葉性のものが多く、葉の落ちた跡は鋭いトゲ状になる。毎年新しいバルブを出して、成長して株が大きくなっていくと、バルブがたくさん連なった姿になる。花期は2~5月。株元から花茎を伸ばして、その先に1輪の花を付ける。花は立派ながく片が上と左右の3方向に大きく開いて全体が正三角形に見える。花びらは中心あたりに3枚付くが、がくより小さい。シンプルかつ清楚で美しい花で、花の大きさは4~15cm、色は黄色、白、ピンク、緑、赤褐色などがある。園芸品種(交配種)もたくさんある。日本はリカステの育種が盛んで、世界トップクラスのノウハウ・技術を持っている。リカステの名前はギリシア神話に登場するトロイ王の娘リュカステにちなむ。ラベルなどに書く際の略号は「Lyc.」。淡路夢舞台(2015/4/5)。

淡路夢舞台(2015/4/5)リカステ・サンレイ(学名:Lycaste Sunray):リカステの園芸品種の1つ。交配親はLycaste Shoalhaven x Lycaste skinneri。
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アロマティカ 〔Lyc. aromatica〕
メキシコやグアテマラの雨が多い森林地帯に自生。花は径6cm前後、色は明るい黄色で芳香を放つ。リカステの中ではつきあいやすい強健種。

スキンネリ〔Lyc. skinneri〕
メキシコ、グアテマラ、ホンジュラスに分布。野生種の中では、最も花が大きくて美しい。花色は白に近いごく淡いピンク色で、大きさは径15cmになる。 冷涼な気候を好み、暑さは苦手。グアテマラの国花、モンハブランカは本種。

トリコロル〔Lyc. tricolor〕
コスタリカ、パナマに分布。花径はおよそ6cmでがくは淡い緑色、花びらは白地に紫がかったピンク色の斑点が入る。

いわがねぜんまい(岩ヶ根薇)

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イワガネゼンマイ(学名:Coniogramme intermedia)はホウライシダ科イワガネゼンマイ属の常緑シダ植物。草丈は70~140㎝。原産地は日本、インド北部、ネパール。北海道~九州の林下の湿った場所に生える。根茎は長くはい、80cm前後の葉をつける。葉身は1~2回羽状で脈は網目を作らず(別れた脈は再合流しない)、羽片の先は尾状でソーラスは脈上にでき包膜はない。羽片の先端は急に細くなる。似たものに葉脈が網目状になるイワガネソウがある。京都府立植物園(2015/3/21)。

えぞえんごさく(蝦夷延胡索)

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エゾエンゴサク(学名:Corydalis ambigua)はケシ科キケマン属の多年草。草丈は15~20㎝。原産地は日本、東アジア北部.。北海道から東北地方の日本海側に分布し、山地の湿った森林内、林縁部に生える。葉は2回3出複葉卵形。葉に切れ目がなく丸みをおびている。花期は4~5月。茎の上部に総状花序の濃い青紫色の花を咲かせる。長さ1.5~2.5mmで小さく先端は唇状。 まれに、水色や白色の花を咲かせるものがある。果実は線形。和名は、蝦夷に生えることと、地中の塊茎が漢方の「延胡索」に似ていることから付けられた。京都府立植物園(2015/3/21)。

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パインゼラニウム(Pine Geranium)

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パインゼラニウム(学名:Pelargonium denticulatum)はフウロソウ科テンジクアオイ属の多年草。草丈は80~100cm。原産地は南アフリカのケープ地方。葉は三角形で、手のひら状の切れ込みがある。 濃い茶色の葉脈が目立つ。花期は周年。花の色は淡いピンクで、濃い紅色の斑が入る。 松ヤニのようなにおいがする。花の後にできる実はさく果。属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。 種小名の denticulatum は「細かい鋸歯のある」という意味である。別名ニオイゼラニウム(匂いGeranium)。京都府立植物園(2015/3/21)。

サルビア・アルゲンテア(Salvia argentea)

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サルビア アルゲンテア(学名:Salvia argentea)はシソ科サルビア属の多年草(宿根草)。 草丈は80~100cm。原産地は南ヨーロッパ。葉は手のひらよりも大きくなり、株は直径が30cm以上になる。ふわふわの産毛が葉全体を覆い、銀白色に見える。花期は5~7月。花は初夏に花茎をぐんぐん伸ばしながら長さ3cm 程の白色の花を咲かせる。開花には種まきから2年目の春になり、開花後枯れてしまうことも多い。 シルバーリーフとして利用。別名シルバーセージ(Silver Sage)、ビロードアキギリ(天鵞絨秋桐)。京都府立植物園(2015/3/21)。






こいわうちわ(小岩団扇)

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コイワウチワ (学名:Shortia uniflora var. kantoensis) はイワウメ科イワウチワ属の常緑多年草。草丈は5~15cm。原産地は日本?。本州の東北から関東の太平洋側に分布し、山地の林や岩地に生える。イワウチワの変種で、葉は円形から広円形で、葉が小型でく太い葉脈が目立ち、葉の基部は心形になる。花期は3~4月。花茎を伸ばして、花弁は5裂し、薄紅色~白色の花を花茎に1輪つける。名前は、葉のかたちが団扇に似ていることから。別名カントウイワウチワ(関東岩団扇)。東北の日本海側には同じく葉の基部が心型だが葉が大きく、横幅と長さがほぼ等しくなるオオイワウチワが、北陸以西の日本海側には葉の基部が円形~くさび形のイワウチワ(トクワカソウ)が分布し、これらとコイワウチワは互いに変種の関係にある。学名上の基準はオオイワウチワ。京都府立植物園(2015/3/21)。

ときわはぜ(常盤爆)

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トキワハゼ(学名:Mazus pumilus)はゴマノハグサ科(サギゴケ科)サギゴケ属の一年草。草丈は5~20cm。原産地は日本、朝鮮半島、中国、東南アジア、インド。日本全土の道ばたや畑などに多く見られる。葉は根もとのものは長さ2~5cmと大きく、茎の上部では小さい。花期は4~11月。花は長さ約1cm。上唇は紫色、下唇はわずかに紫色を帯びた白色で、黄色と赤褐色の斑紋がある。ムラサキサギゴケに似ているが、やや乾いたところにも生え、匐枝はださない。別名ナツハゼ(夏爆)。宝塚市逆瀬台(2015/4/2)。

クラダンツス・アラビクス(Cladanthus arabicus)

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クラダンツス・アラビクス(学名:Cladanthus arabicus)はキク科クラダンツス属の一年草。草丈は40~60cm。原産地は地中海沿岸スペイン南部、アフリカ北西部。葉は細かく切れ込んで、線状に細かく切れ込む。花期は4~6月。花はコイン型の鮮黄色の頭状花である。花径は3~4cm。別名クラダンツス(Cladanthu)。京都府立植物園(2015/3/21)。

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なにわず(難波津)

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ナニワズ(学名:Daphne jezoensis、Daphne pseud-mezereum subsp. jezoensis)はジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の落葉小低木。高さは15~50cm。原産地は日本、南千島、サハリン。北海道、本州・北陸以北の日本海側の山地や林縁に生育。全体に無毛で、太い枝がまばらに分枝する。葉は枝端に互生し、葉質は薄く、形は倒披針状長楕円形で長さ3~8cm、先端近くが幅広く、先端は円頭から鈍頭、基部は長いくさび形になり、同属のオニシバリより一まわり大きい。葉の縁は全縁で、葉裏はやや粉白色を帯びる。葉柄はほとんどない。オニシバリ同様、盛夏に落葉し、秋から新しい葉と翌春の花の蕾が生える。花期は4~5月。雌雄異株。花は黄色で、枝先に束生状に多数つけ、小花柄は極めて短い。花に芳香がある。花弁にみえるのは萼裂片で、萼筒は長さ4~9mm、萼裂片は長さ4~7mmになり、ほぼ同じ長さ、先が4裂して裂片は開出する。花の後にできる実は楕円形の核果で、はじめ緑色で、8~9月に赤橙色に熟す。別名エゾナニワズ(蝦夷難波津)、エゾナツボウズ(蝦夷夏坊主)。京都府立植物園(2015/3/21)。

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はちじょうきぶし(八丈木五倍子)

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ハチジョウキブシ(学名:Stachyurus praecox var. matsuzakii)はキブシ科キブシ属の落葉低木。高さは3~5m。原産地は日本(伊豆七島~関東以西の団地の沿海)。木五倍子(キブシ)の地域変種で、母種よりも全体に大型であるという。葉は楕円形で、互生。 葉先は鋭く長く尖り、縁には鋭い鋸歯がある。 葉の表面は濃い緑色、裏面は淡い緑色。 母種に比べて葉が厚く、毛がないのが特徴。花期は:3~4月。雌雄異株。葉に先駆けて黄色の花房を吊り下げる。 母種よりも花房は長い。 雄花のほうが緑色を帯びる傾向にある。 花びらは4枚で釣鐘状に咲き、開ききることはない。花の後にできる実は直径1cmくらいの硬く乾いた液果で、黄褐色に熟する。別名ナンバンキブシ(南蛮木五倍子)。西宮市北山緑化植物園(2015/3/31)。

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ほうれんそう(菠薐草)

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ホウレンソウ(学名:Spinacia oleracea)はアカザ科(APGではヒユ科)ホウレンソウ属の一年草。草丈は15~40cm。原産地は中央アジア~西アジア。日本には江戸時代初期(17世紀)頃に渡来。花期は5~6月。雌雄異株。雄株と雌株があり、黄緑色の花を咲かせる。雌花は、雄花と違って、葉の付け根に2~3個ずつ花を咲かせる。大きさは5㎜程度。雄株の先端には、細かい1~2㎜の緑白っぽいたくさんの花が咲く。 ほうれん草の実はこんぺいとうの形になる。東洋種と西洋種、それらを交配した一代雑種があり、 現在は性質的に優れている一代雑種が市場を占めている。 この一代雑種には剣葉系と丸葉系、 生食できるサラダほうれん草、葉が縮れたサボイほうれんそうがある。 別名スピナッチ(Spinach)。西宮市北山緑化植物園(2014/12/7)。

メディニラ・クラサタ(Medinilla crassata)

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メディニラ・クラサタ(学名:Medinilla crassata)はノボタン科メディニラ属の常緑低木。高さは1~2m。原産地はフィリピン。熱帯花木。葉は光沢があり、やや革質。花期は1~12月。枝先から長さ20cmほどの大きな房状の花序が垂れ下がり、ブドウの房のように枝分かれしたラベンダーブルーの包葉と先に半透明の小花を多く付ける。その花姿はまるで豪華なシャンデリアを連想させる。別名シャンデリアプラント(Chandelier plant)。京都府立植物園(2015/1/19)。

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メディニラ属の植物は東南アジアや熱帯アフリカ、太平洋諸島に150種以上あり、そのうち100種以上がフィリピン諸島に分布する。属名は19世紀初頭にマリアナ諸島(現在米領)の知事を務めたスペイン人、ホセ・デ・メディニーリャにちなむ。その知事名はマリアナ諸島の1つ、サンゴ礁に囲まれたメディニラ島にも名を留めている。
メディニラ属の中で人気が高いのが「メディニラ・マグニフィカ」。フィリピン原産で、マグニフィカは「大きい」を意味する。花序の長さは30~40cmもあり葉も大型なうえ、大きな苞(蕾を包む葉)が花を覆うのが特徴。和名では「オオバヤドリノボタン(大葉宿野牡丹)」と呼ばれている。
「メディニラ・スペキオサ」はインドネシアのジャワ島原産で、花の形状から「サンゴノボタン(珊瑚野牡丹)」の和名が付けられている。ほかにボルネオ島原産で葉の幅が細い「メディニラ・ペンデュラ」、ニューギニア島原産で色鮮やかな赤花の「メディニラ・コッキネア」などがある。