スカエボラ(Scaevola)

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スカエボラ(学名:Scaevola aemula)はクサトベラ科クサトベラ属の匍匐性常緑多年草。草丈は10~20㎝。原産地はオーストラリア。草丈は上には伸びず横に広がる。葉は長楕円形で光沢があり、縁には粗い鋸歯がある。花期は5~10月。扇を広げたような花を咲かせ、花色は紫、紫紅、白などがる。覆輪の美しい品種もある。別名ブルーファンフラワー(Blue fan flower)。関西労災病院(2019/7/20)。

うまのすずくさ(馬の鈴草)

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ウマノスズクサ(学名:Aristolochia debilis)はウマノスズクサ科ウマノスズクサ属のつる性多年草。草丈は10~20cm。原産地は日本、中国。川の土手や草地などに生息する。葉は長いハート形で、互生。花期はは6~8月。ラッパ状をした暗い紫色の花筒(萼)を横向きにつける。花弁はなく、3枚の萼が合生して筒状になっている。花のつけ根の部分は球形の子房になっている。和名の由来は、葉が馬の顔の形に、花の球形の部分が馬の首に掛けるような鈴に似ていることから命名されたという説と、ただ単に、花の形が馬の首に掛ける鈴のようだということから命名されたという説がある。別名ウマノスズカケ(馬鈴懸)、ウマノスズ(馬の鈴)、ジャコウソウ、オハグロバナ、ショウモクコウ。慶沢園(2019/4/29)。



シレネ・ユニフローラ(Silene uniflora)

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シレネ・ユニフローラ(学名:Silene uniflora)はナデシコ科シレネ属の耐寒性多年草。草丈は5~20cm。原産地は地中海沿岸地方。高山の岩場や砂礫地、海岸に自生。葉は対生し、やや厚みがある披針形~楕円形~へら形で、白みを帯びている。株は地面を這うように広がる。花期は5~6月。伸びた茎の頂部に花序を出す。花序には1~3個程度の花が付き、花は5枚の花被片を持ち、それぞれの花被片は深く2裂している。花はピンクと白。八重咲きもある。花の後ろにあるのは萼が膨らんだもので、淡緑色~淡いピンク色をしており、赤紫色~淡緑色の脈が入る。別名ー。関西労災病院花壇(2019/5/10)シレネユニフローラ(バリエガータ)。

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みせばや(見せばや)

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ミセバヤ(学名:Hylotelephium sieboldii)ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属のは宿根草。草丈は5~30cm。原産地は日本。花期は10~11月。花茎の先端に散房花序をなしそこに密生して開花する。色は淡紅色で花径は約1cm、花弁は5枚で長さ4mmほど。裂開前の葯は濃赤紫色でよく目立つ。雌しべは花弁よりも色が濃く目立ち、基部は急に細まり柄状になる。古典園芸植物の一つで、和名は「見せたい」という意味の古語が変形したもの。別名タマノヲ(玉緒)。慶沢園(2019/4/29)フイリミセバヤ(斑入り見せばや)

おおばぎ(大葉木)

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オオバギ(学名: Macaranga tanarius)は、トウダイグサ科オオバギ属の常緑小高木。高さは4~10m。原産地は日本(琉球)、台湾、中国~マレーシア。海岸や石灰岩地に茂る。樹皮は黒褐色。葉は互生し、長さ6~15cmの長い葉柄を持つ。葉柄は基部側の裏側に、盾状に付く。葉身は盾形、卵形~長楕円状卵形、長さは10~25cm、先端は細く突き出し、基部側は丸く、縁は滑らかかまたは鋸歯がある。葉脈は葉柄の付着点から放射状に伸びる。裏面には黄色い腺点と鱗状の毛が密生する。花期は3~5月。雌雄異株。花序は苞状の托葉の腋に付き、黄緑色で小型。雄花序は総状か円錐状で長さ13~130cm、雄花は球形か卵形で卵形の苞の腋に多数着き、萼裂片は四個が敷き石状になり、花弁はない。果実は蒴果で長さ5~15mm、幅10mmの扁球形で表面に腺点と刺がある。種子は径5mmほどで球形。材は淡褐色で軽軟。下駄材、箱材、庭園樹、被陰樹に用いられる。葉、花実に抗菌作用がある。別名オオバキ(大葉木)。奄美大島(2019/4/22)。

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アルテルナンテラ・デンタータ(Alternanthera dentata)

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アルテルナンテラ・デンタータ(学名:Alternanthera dentata)はヒユ科ツルノゲイトウ属の多年草(耐寒性がないので、日本では一年草扱い)。草丈は30~100cm。原産地は西インド諸島、ブラジル。茎は直立し、よく分枝して広がる。葉は先が尖った楕円形で葉長は5~10cm、対生。原種はやや赤味がかった緑色。花期は8~11月。葉脇から花茎を伸ばし、先端に白い球状の頭花を咲かせる。頭状花は径8~10mm。園芸品種がある。アルテルナンテラ・デンタータ レッドフラッシュ‘Redflash’はアカバセンニチコウ(赤葉千日紅)は葉が濃赤紫色。アルテルナンテラ・デンタータ パープルナイト‘Purple Knight’ は葉が濃赤紫色で、光沢がある。花はごく小さい。別名ー。関西労災病院花壇(2018/11/16)。





アルテルナンテラ・フィコイデア(Alternanthera ficoidea)

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アルテルナンテラ・フィコイデア(学名:Alternanthera ficoidea、旧学名:Telanthera amoena)はヒユ科ツルノゲイトウ属の多年草(耐寒性がないので、日本では一年草扱い)。草丈は15~30cm。原産地はメキシコ、アルゼンチン。地面を這うようにして広がり、葉は全縁の細長い卵形から披針形で対生。葉は、緑色だが、8月以後の短日条件になると、赤や黄などに色づく。セッシリスアルバ‘Sessilis Alba’は新葉が純白で、やがて緑色に変化する。花期は9~11月。茎頂や葉腋から円錐花序をだし、小さな白い花を咲かせる。園芸品種も多く、グランドカバーに利用される。別名モヨウビユ(模様莧)、テランセラ(Telanthera)。アキランサスは誤用。英名はJoseph's coat、Calico plant、Parrot leaf。関西労災病院花壇(2018/11/16)アルテルナンテラ・フィコイデア’セッシリスアルバ’(学名:Alternanthera ficoidea cv. Sessilis Alba)。














にせこばんそう(贋小判草、偽小判草)

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ニセコバンソウ(学名:Chasmanthium latifolium)はイネ科カスマンティウム属(チャスマンティウム属)の多年草。草丈は。1m前後、原産地は北米 、メキシコ東部。葉は笹に似た線型で、茎は細め。花期は7~10月。花は花弁はなく苞が変化した頴に囲まれた小花が集まった小穂が付く。小穂は緑色、花後に銅色に変わって冬まで残る。小判に似た果実。コバンソウの果実にくらべて薄っぺらい。別名ワイルドオーツ(wild oats)、 シュッコンコバンソウ(宿根小判草)、グリーンスケール(green scale)、ノーザンシーオーツ(Northern sea oats)、セイヨウコバンソウ(西洋小判草)。関西労災病院(2018/11/16)。

ふうちそう(風知草)

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フウチソウ(学名:Hakonechloa macra)はイネ科ウラハグサ属の多年草。草丈は20~70cm。原産地は日本。本州の太平洋側の崖や尾根に見られる。学名の「ハコネクロア」とは「箱根産の」という意味で箱根近辺に多く見られることに由来。多数の茎が株立ちになって垂れ下がり、数枚の長さ15cm前後の細長い葉をつける。この葉はつけ根でねじ曲がっていて、表が裏に、裏が表になっているので「裏葉草」という名になっている。冬は全体に黄色く黄葉したあと、地上部は茶色く枯れて冬越する。花期は8~10月。花序は円錐花序をなし、茎の先端に長さ5~10cmで先端が垂れる。茎の先から出て花序の主軸の各節からは側枝が二本ずつ出て、そこにまばらに小穂をつける。小穂は黄緑色、時に紫を帯びて長さ1~2cmで、5~10個の両性小花を含む。一般にフウチソウとして栽培されているのは、黄色い葉に緑色の筋が入る斑入り種のキンウラハグサ(金裏葉草、学名:Hakonechloa macro cv. Aureola)が多い。また、ライム色の葉をもつオウゴンフウチソウ(黄金風知草、学名:Hakonechloa macra ‘All Gold’)などの品種もある。別名ウラハグサ(裏葉草)。関西労災病院花壇(2018/11/16)。









こくりゅう(黒竜)

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コクリュウ(学名:Ophiopogon planiscapus 'Nigrescens')はユリ科ジャノヒゲ属(APGIIではスズラン科、APGIIIではクサスギカズラ科<キジカクシ科ともいう>)の耐寒性多年草。草丈は20~30㎝。原産地は日本。オオバジャノヒゲ(大葉蛇の鬚、学名:Ophiopogon planiscapus)の園芸品種。リュウノヒゲ(竜の髯、学名:Ophiopogon japonicus )の仲間なのでとても丈夫で扱い易い多年草。黒褐色の葉。花期は7~8月。薄紫色の可憐な花と黒く房状に付く実。別名オオバジャノヒゲ 'コクリュウ'(大葉蛇の鬚 '黒竜')、オフィオポゴン・ニグリカンス(Ophiopogon Nigrescens)。関西労災病院庭園(2018/11/16)。

こんろんか(崑崙花)

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コンロンカ(学名:Mussaenda parviflora)はアカネ科コンロンカ属(ムッサエンダ属)の常緑半蔓性低木 。高さは。原産地は南西諸島~中国南部。濃緑色の光沢のある葉と純白のがく苞。花期は5~9月。小さな黄色い筒状花を散房状に咲かせる。花冠径は1.5cmで先端部は5裂。花後に実が成る。白い萼片が樹木のハンカチの樹と似ているので、ハンカチの花とも呼ばれる。別名ハンカチノハナ(ハンカチの花)。中国では玉葉金花 。奄美大島(2018/5/27)


げっとう(月桃)

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ゲットウ(学名:Alpinia speciosa)はショウガ科ハナミョウガ属(アルピニア属)の常緑多年草。草丈は1~4m。原産地は日本、台湾、中国、インド。九州南部から沖縄に分布。地下茎が横に這い、地上に偽茎を立てる。偽茎は高さ2mほどになり、先端の方に互生するように大きな葉をつける。葉は楕円形で、やや硬く、つやがある。花期は5~8月。偽茎の先端から穂状花序を出す。花序はやや垂れ下がり、赤い縁取りの入った白い苞に包まれた蕾が並び、その先が開くとそこから突き出すように大きな白い花(花径3~5cm)を咲かせる。花弁は厚みがあり、蝋細工のような手触り。唇弁は黄色で、中央に赤い縞模様がある。9~10月に赤い実を結ぶ。ゲットウの葉には爽やかな芳香があり、防虫効果、消臭効果、鎮静効果のある芳香剤、茶、ムーチー(餅)を包むのに利用されている。根茎は整腸作用などの薬用としても利用される。別名シェルジンジャー( Shell ginger)、サンニン、サニン、サネン、ムチガシャ、マームチハサー。奄美パーク(2018/5/28)

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ウーリー・ラベンダー(Woolley Lavender)

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ウーリー・ラベンダー(学名:Lavandula lanata)はシソ科ラバンデュラ属の常緑小低木。高さは50~60cm。原産地はスペイン。山地の乾燥した岩の多い斜面に生える。葉は狭披針形で、白色の綿毛が密生している。葉にはバルサム(balsam、含油樹脂)の香りがある。花期は5~7月。長さ10cmほどの穂状花序をだし、濃い紫色の花を咲かせる。別名ラバンデュラ・ラナータ (Lavandula lanata)。英名はWooly lavender、Spanish mountain lavender。

ラベンダー(Lavender)

ラベンダー(学名:Lavandula)はシソ科の常緑小低木の1属である ラベンダー属。高さは30cm~1m。原産地は地中海沿岸。花期は5~7月。花茎を伸ばしてその先端に小さな花を穂状に多数付ける。紫や白、ピンク色の花を咲かせる様々な品種がある。中でも紫色の花が最もポピュラーであり、ラベンダー色とは薄紫色を意味する。主に、ポプリ、ハーブティー、アロマセラピー、観賞用などに利用され、鎮痛や精神安定、防虫、殺菌などに効果があるとされる。属名の Lavandula は「洗う」という意味のラテン語に由来する。これはローマ人達が入浴や洗濯の際にラベンダーを湯や水に入れることを好んだためとされる。高温多湿は苦手で、西岸海洋性気候や亜寒帯湿潤気候の地域で多く栽培されている。日本では北海道の富良野地方のラベンダー畑が全国的に有名であり、上富良野町、中富良野町、ニセコ町のシンボルとしても指定される。別名ラヴァンドゥラ、ラヴァンデュラ(Lavandula)。


分類(出典Wikipedia)

Ⅰ ラヴァンドラ(Lavandula)亜種

i. ラヴァンドラ(Lavandula)節 スパイカ節:園芸書などでイングリッシュ系として知られる。
●Lavandula angustifolia.: 通称コモン・ラベンダー(Common lavender)、イングリッシュ・ラベンダー(English lavender)、オールドイングリッシュ・ラベンダー、トゥルーラベンダー(True lavender)、真正ラベンダー。元々はフランスで栽培され始めた。葉は線形で対生し、若い茎では輪生する。葉の色は最初白っぽく、育つにつれ緑色になる。6~7月に、芳香のある青紫色の花を穂状にたくさんつける。日本の夏の高温多湿に弱い。最高級の精油がとれ、高地で育てると高い品質になるが、花穂が短く採取量が少ないため、商業用に育てられるものは、L. latifolia(スパイク・ラベンダー)が多少とも交雑した雑種であると考えられている。
●Lavandula latifolia: 通称スパイク・ラベンダー(Spike lavender)、ヒロハ(広葉)ラベンダー。ポルトガル原産。広がりのあるへら型の葉を持ち、グレイがかった紫の花穂をつける。葉はラベンダーの中でも特にカンファー臭がする。L. angustifoliaの3倍の精油を収穫できるが、香料としての品質は劣る。
●Lavandula lanata: 通称ウーリー・ラベンダー(Woolley Lavender)。スペイン南部の山地が原産。全草フランネルのような白綿毛で覆われており、花穂は好ましいカンファー臭がする。
●Lavandula x intermedia: Lavandula angustifolia ssp angustifoliaとLavandula latifoliaの交雑種。通称ラバンジン、ラヴァンディン(Lavandin)。耐寒性が強く高温多湿にもやや耐え、日本でも育てやすく、関東地方以西の気候に合う。丈夫で花がたくさん咲き、精油も多く取れることから、商業用に広く栽培されている。香料としての精油の質は、L. latifoliaよりさらに劣るが、低地でも栽培できる。不稔性で種ができにくく、挿し木で増やす。

ii. デンタータ (Dentatae)節:フレンチ系として知られる。
●Lavandula dentata: 通称キレハ(切葉)ラベンダー、デンタータ・ラベンダー(Dentata Lavender)、フリンジド・ラベンダー(Furinjido Lavender)、フレンチ・ラベンダー(French lavender)。世界中に広く分布するが、海外ではおもにフレンチ・ラベンダーと呼ばれる。葉が歯状になっており、苞葉のある薄紫の花穂を1年の大半つける。変異種ができやすい。

iii. ストエカス(Stoechas)節 :フレンチ系として知られる。
●Lavandula stoechas: 通称イタリアン・ラベンダー(Itarian lavender)、スパニッシュ・ラベンダー(Spanish lavender)、フレンチ・ラベンダー(French lavender)。歴史的にフレンチ・ラベンダーと呼ばれ、日本でもそう呼ばれることが多い。原産は地中海沿岸・北アフリカ。1~3nmの小さな花を無数につけ、花穂の先端に紫紅色の苞葉がある。全草にカンファー様の清涼感ある香りがあり、短毛で覆われている。霜や寒さに弱い種が多いが、暑さには比較的強い。昔から薬用に使われてきた。
●Lavandula pedunculata: 通称スパニッシュ・ラベンダー(Spanish lavender)、フレンチ・ラベンダー(French lavender)。主にスペインで見られるが、原産はポルトガル、北アメリカ、南バルカン半島、小アジア。花穂は丸くふくらみがあり華やかだが、あまり丈夫ではない。

Ⅱファブリカ(Fabricia)亜種

iv. プテロストエカス(Pterostoechas Ging.)節
●Lavandula multifida: 通称ファーンリーフ・ラベンダー(Fern leaf lavender)、レース・ラベンダー(Race lavender)、ムルチフィダ・ラベンダー(Muruchifida Lavender)、エジプシャン・ラベンダー(Egyptian lavender)。愛らしい青紫の花穂をつけるが、ラベンダーの芳香はない。半耐寒性の多年草として園芸用に栽培される。
●Lavandula canariensis.: 通称カナリー・ラベンダー(Canary lavender)。条件が良ければ1.5mにもなる。カナリア諸島原産。耐寒性がない。
●Lavandula pinnata: 通称ピナータ・ラベンダー(Pinata Lavender)、ピンナタラベンダー(Pin thou lavender)、レースラベンダー(Race lavender)。シダのような特徴的な葉で、開花期には幻想的な美しさを持ち、園芸種として人気が高い。

v. スブヌダ(Subnudae)節
●Lavandula nimmoi Benth.

vi. カエトスタシス(Chaetostachys)節
●Lavandula bipinnata
●Lavandula gibsonii

vii. Hasikenses 節
●Lavandula hasikensis
●Lavandula sublepidota

III. サバウディア(Sabaudia)亜種

viii.サバウディア(Sabaudia)節
●Lavandula atriplicifolia
●Lavandula erythraeae

しば(芝)

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シバ(学名:Zoysia japonica)はイネ科シバ属 の多年(宿根)草。草丈は10~20cm。原産地は日本、台湾、中国、東南アジア、インド洋諸島、ヨーロッパ。北海道~沖縄の海浜、原野、山地、路傍などの日当たりのよい所に生育し、群生する。越冬芽は匍匐茎の各節に直立してつくき、枯れた葉鞘に包まれる。茎は堅く、匍匐茎は地表を長く横に伸び、各節から短い直立茎を出して繁殖する。葉は長さ2~10cm、幅2.5~4mm。花期は5~7月。総状花序は長さ2~5cm、花軸には関節がなく、短い枝の先に小穂をつける。小穂は不整卵形、光沢があり紫色を帯び長さ3mm、幅1.5mm、1花からなる。果実は卵形、茶褐色、無光沢、長さ1.2mm。別名ノシバ(野芝)。

・日本においては、大きく分けて日本芝と西洋芝に分けられ、そこからさらに夏型芝や冬型芝に分けられる。日本芝は夏型芝のみであるが、西洋芝は夏型と冬型の両方の種類がある。

・日本芝にはノシバ(野芝)、コウライシバ(高麗芝、学名:Zoysia matrella、別名コウシュンシバ(恒春芝))、ビロードシバ(天鵞芝、学名:Zoysia pacifica、別名キヌシバ(絹芝))がある。コウライシバ(高麗芝)にはノシバ(野芝)に近い大型のものから、ビロードシバに近い小型のものまであるが、通常、葉幅が2mm以下の小型のものはヒメコウライシバ(姫高麗芝、学名:Zoysia tenuifolia)と呼ばれ、コウライシバとは区別して扱われる。

・芝草が密集して生えていて、絨毯のように一面に生えている状態を指して芝生(しばふ)と呼ぶ場合がある。

さがぎく(嵯峨菊)

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サガギク(学名:Chrysanthemum grandiflorum cv. Saga)はキク科キク属の多年草。草丈は40~100cm。原産地は中国。嵯峨天皇の時代に大覚寺大沢の池に自生していた野菊を品種改良してできたと言われている。花期は10~11月。長さ10cmほどの管状の繊細な花弁(舌状花)を多数つける。花の色は白、黄、橙。別名ー。

うきくさ(浮草)

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ウキクサ(学名:Spirodela polyrhiza)はサトイモ科ウキクサ属の多年草。草丈は数㎝。原産地は日本。北海道~沖縄の水田、水路、湖沼などの水面に群生する浮遊植物。茎と葉の別はなく、茎か変形した葉状体をつくる。葉状体は広倒卵形、長さ3~10mm、幅2~8mm、2~4個の葉状体がつながり群体(コロニー)をなす。葉状体の裏面は普通赤紫色であるが、ときに緑色。根は葉状体の裏から束になって水中に垂れ下がり、長さは4cmまたはそれ以上に達する。根端は鋭頭。花期は7~8月。葉状体の基部に二枚貝がわずかに開いたような目立たない仏炎苞ができ、その内部から雄しべ2、雌しべ1をもつ1個の白い花をつける。花をつけることは稀。 種子は長さ0.7~1mmの長楕円形。繁殖はもっぱら栄養繁殖で、葉状体が娘葉状体を形成して、それが離脱して新しい群体をつくる。秋になると新しい葉状体が澱粉粒を貯蔵して肥厚し、殖芽となる。殖芽は濃緑色で直径2mm前後、根を欠く。親葉状体の枯死とともに水底に沈んで越冬し、翌春、浮上して新しい葉状体を出芽して成長を開始する。別名ー。他に、ヒメウキクサ、アナウキクサ、アオウキクサ、イポウキクサ、コウキクサ、ヒンジモ、ミジンコウキクサなどが知られている。

まだけ(真竹)

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マダケ(学名:Phyllostachys bambusoides)はイネ科マダケ属の大型の常緑竹。高さは10~20m。原産地は中国、日本。本州~沖縄で栽培。成長が早く、地下茎を地面に縦横に張り巡らせながら、空に向かって棹を真っ直ぐに伸ばす。 1年目の稈は鮮やかな緑色。節間の長さは30~40cm。上部の各節から2個ずつ枝をだす。節は2輪状。葉身は長さ10~12cm、幅2~2.5cm。ほぼ無毛。葉耳があり、肩毛は発達して放射状に開出する。葉舌は長さ1~2mmで、先はほぼ切形、ふちは無毛。枝の第1節に空洞がある。花期は6月(120年に一度、花を咲かせるが、花が咲いたら枯れ死ぬ)。棹は割って、椅子や籠、定規、茶筅、竹馬、一輪挿し、扇の骨、七夕飾りの棹など、道具や工芸品、家具用材となる。葉は、チクヨウ(竹葉)という漢方薬の生薬となり、利尿、解熱剤とされる。別名タケ(竹)、ニガタケ(苦竹)。


いちょううきごけ(銀杏浮苔)

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イチョウウキゴケ(学名:Ricciocarpos natans)はウキゴケ科イチョウウキゴケ属の浮遊性の苔類。草丈は0.5~1㎝。原産地は。日本全土に分布。葉色は緑色でイチョウの葉のような形で、水田や池の水面に浮かんで、群生する。表面には浅い溝がある。葉状体の長さは10mm、幅は5mmほど。雌雄同株で、生殖器は葉状体の中に埋まっている。一時は環境省のレッドデータブックで絶滅危惧I類に指定されたが、2007年度版のレッドリストでは準絶滅危惧とされた。名前は葉の形がイチョウの葉に似ていることによる。別名イチョウキゴケ(銀杏浮苔)。英名はpurple-fringed riccia。

うなずきひめふよう(頷き姫芙蓉、首肯き姫芙蓉)

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ウナズキヒメフヨウ(学名:Malvaviscus arboreus var. mexicanus)はアオイ科ヒメフヨウ属の非耐寒性常緑低木。高さは1~3m。原産地はメキシコ、 コロンビア。沖縄では:林の中に自生。本州では温室でしか見られない。ヒメフヨウの変種とされる。葉は披針形で、互生。葉の先は尖る。 花期は11~4月(周年)。蕾の時は上を向いているが次第に下を向き、花は開ききらずにうつむいて咲く。 基本種り花の色は赤だが、園芸種にはピンクのものもある。花の後にできる実は液果。別名タイリンヒメフヨウ(大輪姫芙蓉)、スリーピング・ハイビスカス(Sleeping hibiscus)。京都府立植物園温室(2014/2/10)。

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ラフレシア・アルノルディイ(Rafflesia arnoldii)

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ラフレシア・アルノルディイ(学名:Rafflesia arnoldii)はラフレシア科ラフレシア属の全寄生植物の一種である。草丈はー。原産地はインドネシアのスマトラ島。山地のやや湿った林床に生育し、ブドウ科ミツバカズラ属の植物の茎または根に寄生する。花期はー。個体の大部分は花であり、根や茎は退化している。花は全体に赤橙色である。その直径は1.5mに達する個体もある。開花間近の花は、キャベツのような姿であるが、2日ほどかかってゆっくり5枚の花片を開く。大きな肉質の花弁の表面には、黄色のいぼ状の斑点がある。花片の下部は、相互に合着して湾状の花筒になり、ずい柱の周りをとり巻いている。花に内側に向かってつぼ状のおおいがあり,中央部は大きく開口して深く落ちこんでいる。内部に約30個のツノ状の突起物をもつ盤状体がある。子房は下位で、多数の胚珠をもつ。雌雄異株であり、開花中は周囲に肉の腐ったような臭気を放出する。ハエは、この臭気に誘われて集まり,ハエによって雄花にある花粉を雌花に運ぶといわれている。雄花に寄ったハエは、中央のずい柱の盤縁の下に入り込み、毛の列に導かれて葯に達することにより、ハエは背中に粘着状の花粉をつける。雌花では、雄花に寄ったハエの背中についた花粉が、ずい柱の盤縁の下にある花柱の周りの毛によって捕らえられることにより受粉する。受粉からおよそ8か月かけて、こぶし大の果実が生育し、その中には、数百万個の微細な種子が含まれている。小型のほ乳類あるいはアリやシロアリによって、種子の散布が行われている。別名ー。京都府立植物園(2014/11/4)。

みずすぎ(水杉)

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ミズスギ(学名:Lycopodium cernuum)はヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属 のつる性常緑シダ植物。草丈は20~40cm。原産地は熱帯・亜熱帯。伊豆半島~九州の日当りのよい水田や山麓の斜面に生える。匍匐する茎は長くはい、ところどころで直立した茎を出す。直立茎は分枝して樹木状になる。小枝の葉は線状披針形で全縁。胞子嚢穂は小枝の先に1~2個頂生し、卵形で長さ3~10mmで下向きにつく。別名サワスギ(沢杉)。

こけさんご(苔珊瑚)

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コケサンゴ(学名:Nertera granadensis)はアカネ科ネルテラ(アリサンアワゴケ)属の半耐寒性常緑多年草。草丈は3~10cm。原産地は中央~南米、ニュージーランド。小さく丸い葉が多数分岐して密生している。花期は4~7月。黄色がかった薄緑色の小さな花を咲かせる。6~7月頃に丸い実を付ける。オレンジ、白、黄の三色があり、大きさは直径6mm程。苔の仲間ではない。葉の形状が苔に似ているため、この名が付けられたと考えられている。別名タマツズリ(玉綴り)、ベビーティアーズ(Baby's tears)。英名はBead Plant、coralbead plant、coral moss、English baby-tears。

カンガルーポー(kangaroo paw)

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カンガルーポー(学名:Anigozanthos flavidus、Anigozanthos manglesii)はハエモドルム科アニゴザントス属の多年草。草丈は60~150cm。原産地はオーストラリア。根際から生える葉は剣状である。花期は1~6月。細い毛に覆われて、先が6つに裂けた筒状の花を咲かせる。花の色は黄緑色である。雄しべは3本で1本が長い。園芸品種の花の色には黄色、赤、橙色、ピンクなどがある。花の後にできる実はさく果。名の由来は、花の形がカンガルーの前足に似ているところからきている。別名アニゴザントス・フラビドゥス(Anigozanthos flavidus)。

補足:ハエモドルム科(Haemodoraceae)は、単子葉植物の科の1つで、およそ14属116種の多年生草本で構成される。アニゴザントス属(Anigozanthos)はオーストラリア南西部が原産の多年草で、11種がある。原種のほか、選抜系や種間交配によって育成されたいくつもの品種が利用されている。

なんきんななかまど(南京七竈)

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ナンキンナナカマド(学名:Sorbus gracilis)はバラ科ナナカマド属の落葉低木。高さは1~3m。原産地は日本。関東以西の本州、四国、九州の山地帯に分布。幹は細く、樹皮は暗灰色。葉は葉奇数羽状複葉で互生。小葉は7~9枚、側小葉は長さ2~2.5cmの長楕円形。小葉の表面は灰緑色、裏面は粉白緑色。葉縁は鋸歯または全縁。葉先は円頭。葉柄の基部には大きな托葉がある。花期は5月。枝先に複散房状花序を出し、淡黄白色で直径1cm。花序の基部に大きな托葉がある。果期は9~10月。果実はナシ状果。直径6~8mmで赤く熟す。あまり目立たない。名前のナンキンは中国の南京のことではなく、小さいものや愛らしいものにつける接頭語。別名コバノナナカマド(小葉の七竈)。

ちょうせんあさがお(朝鮮朝顔)

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チョウセンアサガオ(学名:Datura metel)はナス科チョウセンアサガオ属(ダチュラ属)の一年草。草丈は100~150cm。原産地は南アジア。江戸時代 (1684年) に薬用植物としてもたらされ、現在は本州以南で帰化、野生化している。茎はよく枝分かれする。茎は直立し、多くの枝にわかれ、淡緑色。葉は互生するが、しばしば対生状になり長い柄をもち卵形~広卵形で長さ 8~15 cm。先は尖り、全縁または深く切れ込んだ少数の鋸歯をもつ。花期は5~11月。長さ10~15cmほどの漏斗状の白い花を咲かせる。がくは筒状で、長さ4~5cm、先が5つに分かれる。果実は球形で直径3~5cm。短いとげが多数付いており、中に多くの種子が入っている。熟すと割れて種子を飛ばす。花が八重咲きで紫や黄色の色をつけるものもある。薬用植物ではあるが毒性も著しく強く、幻覚症状を引き起す危険な植物。華岡清州が麻酔薬として用いた植物として有名。日本麻酔科学会のシンボルマークに本種の花が採用されている。和名のチョウセンは特定の地域を表すものではなく、単に海外から入ってきたものを意味し、花がアサガオに似ていることによる命名である。別名ダチュラ(Datura)、マンダラゲ(曼陀羅華)、キチガイナスビ(気違い茄子)、メテル(Metel)。

園芸関係ではキダチチョウセンアサガオ属(ブルグマンシア属、エンジェルズ・トランペット(Angel's trumpet)の類)の植物をひっくるめて、区別せずにダチュラ、チョウセンアサガオなどと呼ぶ場合もあるが、キダチチョウセンアサガオ属は木本化する多年草のグループであり、明確に種類の異なるものである。

すべりひゆ(滑りひゆ)

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スベリヒユ(学名::Portulaca oleracea)は、スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草(多年草)。草丈は5~10cm。原産地は南アメリカ。日本全土の日当たり良好な畑などに自生する。農業において執拗な雑草として嫌われる。地域によっては食料として畑作もされる。茎は赤紫色を帯び、地を這って分枝。葉は長円形の肉質で互生。花期は7~9月。枝先に黄色の小さな花を咲かせる。朝早く咲き、午前中にしぼむ。果実は熟すと上部が取れる蓋果で、黒色の種子が落ちる。民間薬として、生の葉の汁を虫さされに、全草を煎じて利尿などに用いる。スベリヒユの名は茹でた際に出るぬめりに由来。別名-。

ひかげのかずら(日陰の葛、日陰の蔓)

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ヒカゲノカズラ(学名:Lycopodium clavatum)はヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の常緑性シダ植物(多年草)。草丈は5~15cm。原産地はヨーロッパ、北米大陸。北海道、本州、四国、九州の丘陵~山地の明るい林縁や林床、草地などに生育。茎には主茎と側枝があり、主茎は細長くて硬く、匍匐茎となって二又分枝しながら地表を這う。所々から根を出し、茎を地上に固定する。表面には一面に線形の葉が着いている。側枝は短くて、数回枝分かれをし、その全体にやや密に葉をつける。茎の先端近くで数回分枝し、その先端に胞子のう穂をつける。胞子のう穂は長さ2~10cm、円柱形。胞子のうを抱えた鱗片状の胞子葉が密生したもので、直立し、やや薄い緑色。別名カゲ(蘿)。

エゾヒカゲノカズラ(var. robustum)は胞子嚢穂の柄が長さ10cm未満、先に1~4個の無柄の胞子嚢穂がつく。北海道、本州と四国の高所。ナンゴクヒカゲノカズラ(var. wallichianum)は葉の質が硬く、胞子嚢穂の柄は長さ15cm以上となることがある。四国、九州。

せっかやなぎ(石化柳)

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セッカヤナギ(学名:Salix sachalinensis ‘Sekka’)はヤナギ科ヤナギ属の落葉高木。高さは5~15m。原産地は日本。オノエヤナギ(尾上柳、学名: Salix sachalinensis)が帯化した品種。花期は3~4月。花色は白色。石化は、帯化ともいい、枝が帯状に堅く平たくなった様のことをいい、流線型のかわった枝ぶりは、生け花の花材として用いられる。別名ジャリュウヤナギ(蛇竜柳)。英語Japanese fantail willow、Dragon Willow。

オノエヤナギ(尾上柳、学名:Salix sachalinensis)はヤナギ科ヤナギ属の落葉高木。高さは5~15m。原産地は日本、カムチャッカ半島、中国東北部。北海道、本州、四国、九州の山地帯の湿原や河原に分布。葉は長さ10~16cmの披針形または狭披針形で、互生。表面は緑色で光沢あり、裏面は白淡緑色。葉縁は低い鋸歯。花期は3~4月。雌雄別株。葉の展開前に開花する。雌花序は、円柱形の尾状花序で子房は白色で短毛があり、柱頭は2裂し赤味を帯びる。雌花序は、円柱形の尾状花序で子房は白色で短毛があり、柱頭は2裂し赤味を帯びる。果実は蒴果。白い綿毛に包まれる。名の由来は山の上(尾の上)に生えるヤナギという意味。別名カラフトヤナギ(樺太柳)、ナガバヤナギ(長葉柳)。

みずぎぼうし(水擬宝珠)

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ミズギボウシ(学名:Hosta longissima、Hosta longissima var. brevifolia)はユリ科(現在はユリ科から分割したキジカクシ科)ギボウシ属の多年草。草丈は40~65㎝。原産地は日本固有種。本州愛知県以西、四国、九州の日当たりのよい湿地に生育。葉は細く、長さ15~30㎝の線状倒披針形、直立~斜上する。日本に分布する同属の中で葉の幅が一番狭い。花期は8~10月。花は淡紫色で、3~5個、間隔を開けて横向きにつける。花の内側には濃紫色のすじがあり、雄しべが花冠の外にほとんど出ない。花の基部の苞は小さく、開出しない。類似のコバギボウシ(小葉擬宝珠、学名:Hosta albo-marginata、Hosta sieboldii、別名サジギボウシ(匙擬宝珠))に比べ、葉が細く、花の数が少ない。別名ー。英名はswamp hosta。


にわすぎごけ(庭杉苔)

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ニワスギゴケ(学名:Pogonatum)はスギゴケ科ニワスギゴケ属の植物の総称。多くの種類があるが、カギバニワスギゴケ(学名:Pogonatum inflexum)は、ニワスギゴケ属のうち最もっともふつうの種類で,人家のまわりや山林下の土の上に群生する。草丈は1~5cm。原産地は日本、朝鮮半島、中国、ロシア。日本全土の低地の道端、土上に生育。茎は細いが円柱状でほぼ直立する。乾くと強く巻縮する。披針形で無柄の葉がそのつけ根で茎を抱くようにしながら密生している。雌雄異株。蒴柄は長さ1~3.5㎝、赤褐色。蒴は長さ3.5~4.5㎜、幅1~2㎜の円筒形、直立し、長毛が被う。胞子は直径8~10µm、平滑。別名コスギゴケ(小杉苔)。奈良万葉植物園(2015/11/5)。

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インカルビレア(Incarvillea)

インカルビレア(学名:Incarvillea)はノウゼンカズラ科インカルビレア属の総称。一般に鉢植えや球根で流通するのは、中国雲南省の高原に自生するインカルビレア・デラバイ(Incarvillea.delavayi)という種。

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インカルビレア・デラバイ(学名:Incarvillea.delavayi)はノウゼンカズラ科インカルビレア属の多年草。草丈は30~50cm。原産地は中国雲南省。切れ込みの入った葉。花期は4~6月。中心から伸びる花茎の先に、直径7~9cmの花を数個ずつ総状につける。花は漏斗形で縁が5裂し、桃紅色または白色で、のどの部分は淡黄色。別名インカービレア(Incarvillea)。

かんぎく(寒菊)

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カンギク(学名:Chrysanthemum indicum var. hibernum)はキク科キク属の多年草。草丈は40~80cm。原産地は中国。アブラギク(学名:Chrysanthemum indicum var. indicum)の栽培種。葉は5裂するが、原種アブラギクより短く、全体に卵状広楕円形。秋に咲くコギクから改良されたらしい。花期は11~2月。黄色の頭状花をつける。周辺の舌状花が発達し、中心の管状花も比較的大きい。花色は黄、白、赤茶。別名カンコギク(寒小菊)。

補足
キク(菊)は野に咲く「野生菊」に対し、庭などで栽培されているものを「家菊」などと呼ぶ。家菊は5月頃から咲く「春菊」、8月頃から咲く「夏菊」、9月頃から咲く「秋菊」、11月頃から咲く「寒菊」、の種類に分けられる。寒菊はもともと秋に咲くコギクから改良されたらしい。「家菊」の起源は、古い時代に「野生菊から改良された」と、「中国から伝来した」との説があって定かでない。カンギクは冬に咲く菊の総称にも使われる。霜に強く、花は小輪で観賞用に栽培される。冬菊。 [季] 冬。

しろやなぎ(白柳)

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シロヤナギ(学名:Salix jessoensis)はヤナギ科ヤナギ属の落葉高木。高さは15~20m。原産地は日本固有種。北海道と本州の中部地方以北の川原の礫地や湿った原野などに生る。樹皮は淡灰褐色で縦に割れる。新枝は緑褐色。葉は互生。葉身は長さ5~11cmの長楕円状披針形~披針形で先は尖り、縁には鋭い小さな鋸歯がある。表面は濃緑色で裏面は粉白色、若葉には白い軟毛がある。花期は3~5月。雌雄異株。葉の展開と同時に開花する。雄花序は長さ2.5~4.5㎝、雄しべが2個、腺体が2個あり、葯は黄色。花糸は離生し、下部には毛がある。雌花は長さ2~3㎝、腺体が1個で子房には白い軟毛が密生する。花柱は短く、柱頭は線形で反り返る。果実は朔果で、6月に成熟して裂開する。和名は、樹皮が白っぽく、葉の裏も白いことによる。別名エゾシロヤナギ(蝦夷白柳)。

くろねこやなぎ(黒猫柳)

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クロネコヤナギ(学名:Salix gracilistyla var. melanostachys)はヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。高さは1~3m。原産地は日本。ネコヤナギ(Salix gracilistyla)が突然変異したものだが、日本国内では園芸種として出回っている。全体に無毛で若い枝は濃い赤色をしている。葉の裏面にはほとんど毛がなく、縁の鋸歯はやや大きくて波状になる。花期は3~5月。雌雄異株だが雄株しか存在が確認されていない。雄花序の長さは2~3cmで、花穂全体が濃い暗紫色。赤い葯のついた花糸が伸び、葯が割れ黄色の花粉が露出する。生け花の花材によく用いられる。樹皮、細根を乾燥させたものを解熱や鎮痛に用いる。別名クロヤナギ(黒柳)。英名はBlack willow、Black pussy willow。



こりやなぎ(行李柳)

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コリヤナギ(学名:Salix koriyanagi)はヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。高さは2~3m。原産地は朝鮮。古くに日本に渡来。川岸、湿地帯に生育。根元より多数の枝を株立ち上げ、樹皮は灰緑色で滑らかでだが縦筋が入る。葉は対生又は互生し、長さ5~10cmの葉先の尖った線状披針形で上部に浅い鋸歯が見られるほかは全縁。無毛で裏面は白色を帯びる。花期は3~4月。雌雄異株。枝先に葉の展開と同時に長さ2~3cmの尾状の花穂を出し、苞葉は卵状楕円形の黒褐色。花穂は灰色の綿毛に包まれるが、開花すると雄シベの葯は橙紅色~黄色に開く。実は蒴果で成熟すると2~4室に裂けて種子を放出する。枝を利用して柳行李が作られてきたことからコオリヤナギと呼ばれた。猫柳に似た花枝は、生花材料とされるほか、ドライフラワーなどにも利用される。別名コウリヤナギ(行李柳)。

ひめかんぞう(姫萓草)

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ヒメカンゾウ(学名:Hemerocallis dumortieri var. dumortieri、Hemerocallis dumortieri)はユリ科ワスレグサ属の多年草。草丈は20~40cm。原産地は日本。山や高原の草地に生える。葉は根元に集まり、長さ40~70cmの線状披針形で、主脈が凹み、冬には枯れる。花期は5~6月。茎先に数個の花がつき、花は横向き~やや上向きに咲く。花は長さ5~7cm、径5~7cmで、花被片は6枚で、橙黄色~濃黄色である。野生のニッコウキスゲやユウスゲと同様に朝に開花し、夕方に萎む一日花である。他のノカンゾウ(野萓草、学名:Hemerocallis fulva var. fulva)などのカンゾウ(萓草)と比べると早く咲き、花が一回り小さいことから、ヒメカンゾウの名がつつけられた。別名ー。英名はnarrow dwarf day‐lily。






ひめなんてん(姫南天)

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ヒメナンテン(学名:Nandina domestica)はメギ科ナンテン属の常緑低木。高さは0.5~2m。原産地は中国。ナンテンの園芸品種。通常のナンテンよりも葉が小さく、背丈が小さい。秋は葉が赤く色づく。花期は5~7月。小さな白黄花。10~2月ごろに赤い実をつける。実が少ないという特徴がある。ヒメナンテンは葉が小さいので、生花材料としてもよく利用される。別名ー。

むらさきはくさい(紫白菜)

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ムラサキハクサイ(学名:Brassica rapa var. pekinensis cultivar)はアブラナ科アブラナ属の一年草~越年草。草丈はー。原産地はー。一般のハクサイ(白菜)からの品種改良。アントシアニンを含むため葉が紫色になる。若葉は緑色で成長すると紫色に変わっていく。白菜のように結球しないで、葉が外側に反りかえる。質はふつう白菜に比べて柔らかで食感が良い。花期は5月。白菜と同じ黄色い花。別名ムラサキソウシ(紫奏子)、ムラサキシキブ(紫色舞)。西宮市北山緑化植物園(2016/1/21)。



だいもんじそう(大文字草)

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ダイモンジソウ(学名:Saxifraga fortunei var. incisolobata)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。草丈は10~40cm。原産地は日本、中国。北海道から九州にかけての山地の湿った岩場などに生育。根際から生える葉は円形で、手のひら状に粗く切れ込む。 葉には長い柄があり、つけ根の部分は心形である。花期は9~11月。茎先に円錐花序(花径は2~3cm )を出し、白い花を疎らにつける。 花弁は5枚で、そのうちの2枚がほかよりも長い。花の色も赤、桃、白などがあり、多くの園芸品種がある。山野草としても人気があり、鉢花として出回っている。この花の名前の由来は、花の形が「大」の字に似ていることによる。別名イワブキ(岩蕗)、ガケブキ(崖蕗)、ユキモヤソウ、カラフトラッキョウ(樺太辣韮)。西宮市北山緑化植物園(2016/4/29)。

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こもちなでしこ(子持ち撫子)

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コモチナデシコ(学名:Petrorhagia prolifera)はナデシコ科イヌコモチナデシコ属の越年草。草丈は10~50cm。原産地はヨーロッパ。帰化植物。荒れ地や河川敷に生える。茎は無毛、ときに逆向きの剛毛を散生し、大きな個体では根際からよく分枝する。葉は線形で長さ2~3cm、対生し、基部は合着して茎を抱く。縁どりは上向きの微歯があってざらつく。花期は5~6月。茎頂に球形の花序をつけ、淡紅色の5弁花が咲く。蒴果は成熟すると萼筒を破って現れ、上端は4浅裂、果片は革質となる。別名-。

ままこな(飯子菜)

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ママコナ(学名:Melampyrum roseum var. japonicum)はハマウツボ科(ゴマノハグサ科)ママコナ属の一年草。草丈は20~50cm。原産地は日本、朝鮮半島。北海道~九州丘陵、山地の林縁や草原などに生育する半寄生植物。花軸や萼には白毛がやや密に生える。葉は長さ2~8cmの長卵形で、両端は尖り、0.3~1.5cmの柄があり、両面に短毛がある。花期は6~9月。枝先に長さ5~10cmの穂状花序を形成し、長さ1.4~1.8cmの赤紫色の花を咲かせる。花冠の下唇には2条の白色の斑紋がある。名の由来は、花の下唇上にある「2つの白いふくらみ」にあるとの説。花の盛りが過ぎると、米粒のように見える白い膨らみが濃い赤色に変わる。別名-。



みずおおばこ(水大葉子、水車前草)

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ミズオオバコ(学名:Ottelia alismoides)はトチカガミ科ミズオオバコ属の一年草。草丈は10~30cm。原産地は日本、アジア、オーストラリア。北海道~沖縄の湖沼や溜池、水路、水田などに生える沈水植物。葉がオオバコに似ていて、水中に生える。水深によってサイズと葉形は大きく変化し、水田で見かける小形の植物体と、溜池などで成長した大形の植物体。茎は短く葉は根生。葉は有柄、葉身は長さ8~30㎝の披針形~広卵形、葉縁に鋸歯がある。葉の質は薄く、柔らかい。葉脈は透けて見え、横に走る葉脈がある。花期は8~10月。花茎を水面に伸ばし、花径2~3cmの淡紅~白色の3弁花をつける。筒部が黄色。一日花で、雄しべ、雌しべともに黄色。果実は長さ2~5cm、顕著なひだがある。長楕円形で長さ約2mmの多数の種子が詰まる。水深が深いと大型になり、オオミズオオバコ(大水大葉子)と分類されていたこともあったが現在では同一種とされる。環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧II類(VU)に登録されている。別名ミズアサガオ(水朝顔)。

モナルダ・シュニーウィッツェン(Monarda Schneewittchen)

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モナルダ・シュニーウィッツェン(学名:Monarda Schneewittchen)はシソ科の耐寒性多年草。草丈は90cm。原産地は。葉や茎に芳香がある。花期は7~8月。白花モナルダ。別名モナルダ’スノーメイデン’(Monarda’Snow Maiden’)、ベルガモット(Bergamot)。西宮市北山緑化植物園(2016/6/25)。

モナルダという名は、タイマツバナ、ヤグルマハッカを含めた、ヤグルマハッカ属の総称としても、用いられる。ヤグルマハッカ属には、20種ほどの種があり、その多くが、ハーブになる。ベルガモットはこの種にも使われる。

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きばなのやまおだまき(黄花の山苧環)

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キバナノヤマオダマキ(学名:Aquilegia buergeriana f. flavescens)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草。草丈は30~80cm。原産地は日本。北海道~九州・北部の日当たりの良い高原の草地に生育。根生葉は2回3出複葉である。ヤマオダマキは距と萼片は紫褐色をしているが、キバナノヤマオダマキは距と萼片が薄黄色の変種。花径は3~4cm。花期は6~8月。小さなシャンデリアのように透きとおった黄色い花を下向きに咲かせる。蕚は黄色で5個あり、卵状披針形。花弁は5個あり、長楕円形で蕚片より短く、上部は淡黄色、基部は距となってわずかに内側に弓状に曲がる。別名-。

オダマキの仲間は、オダマキ(苧環)、シロバナオダマキ(白花苧環)、セイヨウオダマキ(西洋苧環)、キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環) 




ががいも(蘿摩、鏡芋)

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ガガイモ(学名:Metaplexis japonica)はキョウチクトウ科ガガイモ属のつる性多年草。草丈は2m。原産地は日本、中国、朝鮮半島。北海道~九州の野原などに生える。地下茎を長く伸ばして増え、茎を切ると白い乳液が出る。葉は対生し、長卵状心形で長さ5~10cm、先は尖り、全縁で裏面は帯白緑色。花期は8~9月。葉腋から長い花柄のある花序を出し、淡紅紫色の花を総状につける。花冠は直径約1cmで5裂し、内側には長い毛が密生する。裂片の先はそり返る。中心部にはずい柱があり、柱頭は長く花冠からつきでる。副花冠は環状でずい柱の基部を取り巻く。袋果は長さ8~10cm、幅約2cmの広披針形で、表面にはいぼ状の突起がある。種子は扁平な楕円形で翼がある。花冠が白色のものをシロバナガガイモ(白花蘿摩、学名:Metaplexis japonica form. albiflora)という。別名チチクサ(乳草)、クサワタ(草綿)。英名:Panicled tick trefoil。

やまじのぎく(山路野菊)

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ヤマジノギク(学名:Aster hispidus、Heteropappus hispidus)はキク科シオン属の越年草。草丈は30~100cm。原産地は日本、朝鮮半島、中国。本州東海地方以西、四国、九州の日当たりよい乾いた草地、崩壊地、岩山などに生える大型の野菊。普通2年草で、1年目はロゼットで過ごし、2年目に花をつけ実を結ぶと枯れる。根生葉(こんせいよう)は花時には枯れるが、倒披針形で、長さ7~13cm、基部はしだいに狭くなり、縁に内曲する鋸歯と毛がある。茎につく葉は倒披針形から線形、長さ5~7cm、基部はしだいに狭くなる。上部の葉は線形。花期は9~11月。花は茎上部から出た枝の先にゆるい散房状に頭花をつける。頭花は径3.5cm内外。舌状花は雌性花で白色、または淡紫色を帯びる。筒状花は黄色で両性花。筒状花は長さ5~7mm。総苞は長さ7~8mm、皿状に開出し、総苞片は2列、革質で同長、鋭尖頭。ノコンギクやヨメナに似ているが、頭花はひとまわり大きく、草丈も高くなることが多い。痩果は扁平な倒卵形、長さ2.5~3mm。舌状花の冠毛は白色で、長さ0.5mm。筒状花の冠毛は赤褐色を帯び、長さ3.5~4mm。別名アレノノギク(荒野野菊)。ハマベノギク(浜辺野菊、学名:Heteropappus hispidus subsp. arenarius )、ヤナギノギク(柳野菊、学名:Aster hispidus var. leptocladus)は近縁種。



すずさいこ(鈴柴胡)

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スズサイコ(学名:Vincetoxicum pycnostelma)はキョウチクトウ科カモメヅル属の多年草。草丈は40~100cm。原産地は日本、朝鮮、ダフリア(バイカル湖以東)、中国。北海道~九州の日当たりのよいやや乾いた草地に生える。茎はかたくて細く、葉は対生し、長さ6~13cmの長披針形~線状長楕円形で先はとがり、やや厚い。花期は7~8月。葉腋に花序をだし、直径1~2cmの黄褐色の花をまばらにつける。花冠の内側には卵形に膨らんだ副花冠が5個ある。花は早朝に開き、日が当たると閉じる。袋果は長さ5~8cmの細長い披針形。別名-。

ちだけさし(乳蕈刺、乳茸刺)

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チダケサシ(学名:Astilbe microphylla)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草。草丈は:30~150cm。原産地は日本(東アジア)、北米大陸。本州から九州のやや栄養分の多い湿原、林縁、湿った草原などに生育。茎や葉の柄には褐色の毛がある。葉は2~4回の奇数羽状複葉で、互生。小葉の形は卵形で、縁には不揃いの鋸歯がある。花期は6~8月。茎の先に細長い円錐花序を出し、淡い紅色を帯びた白い小花を密につける。花びらは5枚である。雄しべは10本あり、先が赤い。雌しべの先は2つに裂ける。和名の由来は、乳蕈(チダケ)というキノコを茎に刺して持ち帰ったというところからきている。別名チダケザシ(乳蕈刺、乳茸刺)。西宮市北山緑化植物園(2016/7/2)。


六甲山高原植物園(2013/5/12)
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くじゃくさぼてん(孔雀仙人掌)

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クジャクサボテン(学名:Epiphyllum spp)はサボテン科クジャクサボテン属(エピフィルム属)の半耐寒性・常緑多年草の多肉性草本。草丈は30~200cm。原産地はメキシコ。熱帯域の森林で樹木に着生。細長く肉厚な葉は上に伸び支柱で支えられる。花期は4~6月。花は夕方から開花し、翌々日の昼まで開花。花径は5~30cm。花色は豊富で赤、白、桃、黄、橙、赤紫がある。名は花が孔雀の羽のように美しい事から。別名オーキッドカクタス(Orchid cactus)。