アガベ・ストリクタ(Agave stricta)

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アガベ・ストリクタ(学名:Agave stricta)はリュウゼツラン科(キジカクシ科)アガヴェ属(リュウゼツラン属)の常緑多年草。草丈は20~70cm。原産地はメキシコ。細く鋭い葉が放射状に展開。葉やノギも硬く、葉の長さは25~30cm程度の細長い多肉質の葉で、葉色は、やさしい明るめな緑色。先端は、尖っていて茶色くなっているのも特徴。花期は10~12月(数年から数十年に1度だけ開花)。別名フキアゲ(吹上)。成熟すると長い花茎を立ち上げ、ブラシのような黄緑色~褐色の管状の花を咲かせる。淡路夢舞台(2014/4/3)。

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うりかえで(瓜楓)

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ウリカエデ(学名:Acer crataegifolium)はカエデ科カエデ属の落葉小高木。高さは5~10m。原産地は日本。福島県以南〜九州の山地に生える。幹は直立し、樹皮は緑色に黒い縦の筋が入り、なめらか。若い枝は緑色~暗紅紫色。葉は小さく、長さ4~8cmで対生。成木では卵形であるが、若木や伐採から再生した萌芽などでは3裂する。縁には鈍鋸歯がある。先は尾状にとがり、基部は浅いハート形。カエデの仲間では、最も葉が小さい。花期は4~5月。雌雄別株。新葉の展開と同時に淡黄色の花が総状花序に10個内外つく。花序は長さ3~5cmで赤褐色の縮毛がある。花は直径約8mm。花弁は5個。果実は翼果。分果は長さ約2cm。翼は水平に開き、赤味を帯びる。6~10月に熟す。紅葉は黄色から赤色になる。和名は樹皮をウリに例えたもの。別名メウリカエデ(雌瓜楓)、メウリノキ(雌瓜木)。神戸市立森林植物園(2007/6/11)

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甲山森林公園(2008/10/27)
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ほうちゃくそう(宝鐸草)

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ホウチャクソウ(学名:Disporum sessile)はユリ科チゴユリ属(APG植物分類体系ではイヌサフラン科ホウチャクソウ属)の多年草。草丈は30~50cm。原産地は日本、朝鮮、中国。日本全土の丘陵の林内に生える。臭気のある毒草。茎の中程で枝分かれする。葉は互生し、長さ5cm前後の笹の葉型で葉脈が目立つ。花期は4~5月。茎の先のほうに1~2個の花を下垂。花は長さ2cmほどの円筒型で緑白色。名前の由来は花の形や下垂する姿が、お寺の軒先に吊り下げられている鐘形の飾り「宝鐸(ほうちゃく)」に似ていることによる。別名キツネノチョウチン(狐の提灯)、タンチクカ(淡竹花)。川口市立グリーンセンター(2017/4/14)。

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きばなかたくり(黄花片栗)

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キバナカタクリ(学名:Erythronium grandiflorum、Erythronium pagoda)はユリ科カタクリ属の多年草。草丈は15~50cm。原産地は北米。球根(鱗茎)からは2枚の葉を出し、葉は楕円形、葉紋はない。花期は3〜4月。花茎の先端に1~3個ほどの濃黄色の花が下向きに咲く。別名セイヨウカタクリ(西洋片栗)、ヨウシュカタクリ(洋種片栗)、エリスロニウム・グラディフロム(Erythronium grandiflorum)。川口市立グリーンセンター(2017/4/14)。

まてちゃのき(Mate茶の木)

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マテチャノキ(学名:Ilex paraguayensis)はモチノキ科モチノキ属の常緑小高木、常緑高木。高さは10~25m。原産地はブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、ウルグアイ、ボリビア、チリ。山岳地帯に分布。葉は卵状楕円形で、表面は光沢のある濃緑色。花期は3~5月。花は葉腋に集散花序をつける。白~緑白色の花弁を4枚もつ小さい花。果実は赤色の核果で、直径は4~6mm。葉や小枝がマテ茶の原料である。茎葉にはカフェインを含む。大陸原住民のインディオ・グアラニー族や、ラ・プラタ諸国では、頭痛など穏やかな鎮痛作用を目的に使われている。マテはペルーのケチュア語でヒョウタンの意味があり、このヒョウタンの器にマテ茶を入れて飲むことから呼ばれている。別名イェルバ・マテ(Yerba mate)、パラグアイチャノキ(Paraguay茶ノ木)、マテ(Mate)。英名は Yerba mate, Paraguay tea。川口市立グリーンセンター(2017/4/14)。

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おおやまざくら(大山桜)

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オオヤマザクラ(学名:Prunus sargentii)はバラ科サクラ属の落葉高木。高さは5~15m。原産地は日本。北海道から四国に分布。北海道から東北地方に多く生育。樹皮は紫褐色で艶がある。葉は楕円形で、互生。葉の縁には鋭い重鋸歯がある。葉の両面や葉の柄に毛は生えない。葉の裏面は白みを帯びる。花期は4~5月。葉の展開と同時に花を咲かせる。花径は3~5cmの大輪で、花の色は淡い紅色。ヤマザクラ(山桜、学名:Cerasus jamasakura)に比べて花が大きく、花の色も濃い。 一重咲きで、花びらの数は5枚で、花びらの形は楕円形。 一総につく花の数は2、3輪。花の香りはない。実は核果。別名エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)、ベニヤマザクラ(紅山桜)。

やしゃぶし(夜叉五倍子)

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ヤシャブシ(学名:Alnus firma)はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木。高さは1~15m。原産地は日本固有種。西日本に多く自生。樹皮は灰褐色で、老木になるにつれ短冊状にはがれてくる。枝はよく分岐する。葉は互生し、葉身は狭卵形で基部は円形。細かい重鋸歯がある。花期は3~4月。雌雄同株、雌雄異花。葉に先立って、黄色い紐状の花を開く。雄花序は無柄(ヤシャブシの特徴)で、枝の先の方に1~5個付く。雄花序は開花すると、下垂する。雄花序より下の葉腋から雌花序が出る。1つの芽から1~2個の雌花を斜上させる。オオバヤシャブシは、雌花序が上になる。果実は、若いときは緑色、熟すと褐色の球果。名の由来は、熟した果穂が夜叉にも似ていることから。また果穂はタンニンを多く含み、五倍子(フシ)の代用(タンニンを多く含有する五倍子は古来、黒色の顔料、お歯黒などに使われてきた)としたためといわれる。別名ー。英名はJapanese Green Alder。葉裏に毛が多いものをミヤマヤシャブシと言う。分布も形態もほとんど同じ。宝塚逆瀬台(2007/3/5)。

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西宮市北山緑化植物園(2014/1/31)
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シ-クワーサー(酸桔仔)

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シ-クワーサー(学名:Citrus depressa)はミカン科ミカン属の常緑低木。高さは5mほど。原産地は沖縄県、台湾など。沖縄県の特産品。琉球語で、シーは「酸」、クヮーサーは「食わせるもの」を表し、シ-クワーサーという名称は「酸を食わせるもの」を表す。これは、芭蕉布を織り上げた際に、そのままでは固い布をシークヮーサーの果汁で洗浄し、柔らかくしたことに由来する。花期は4月。直径3 cmほどの白い花を咲かせる。結果は7月頃から。通常は、果皮が緑色の時期に青切りで収穫する。 果実は皮が薄く温州ミカンを小型にしたような姿をしている。未熟果は酸味が強いが、完熟するとオレンジ色に色づき甘くなる。熟したものをクガニーと呼ぶ場合があるが、厳密にはシークヮーサーとクガニは種類が違う。沖縄県ではレモンの代わりに果汁を飲み物や料理、醤油に加えるなどして使用している。しぼり汁を泡盛に加えて楽しむこともある。シ-クワーサーに多く含まれるフラボノイドの一種ノビレチンにはがん抑制効果が期待されており、血糖値や血圧を抑制する働きのある健康食品として加工され流通している。別名ヒラミレモン(平実檸檬)。西宮市北山緑化植物園(2017/1/19)。

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リプサリス・エリプティカ(Rhipsalis elliptica)

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リプサリス・エリプティカ(学名:Rhipsalis elliptica)はサボテン科リプサリス属の常緑多年草。草丈は30~50cm。原産地はブラジル。葉のように見えるのは茎の変化した葉状茎で、長さは10cmあまりの長楕円形、多肉質で革質、周縁が少し波打っている。これが連なって不規則に伸ばし、長い茎を形成し下垂。光が強いときなどには周縁が赤色を帯びる。下部の茎は葉状ではなく、3稜で、硬く革質。花期は1~3月。直径2cm程の小さな花は白、黄色で葉の縁に付ける。通常のサボテン類よりも水を好む。別名リョクバアシ(緑羽葦)。西宮市北山緑化植物園(2017/1/16)。

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さつまのぎく(薩摩野菊)

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サツマノギク(学名:Chrysanthemum ornatum)はキク科キク属の多年草。草丈は25~60cm。原産地は日本固有種。熊本県と鹿児島県の海岸と屋久島に分布し、日当たりのいい場所に生える。茎は根際から束生、上部で枝分かれをする。茎には銀白色の毛が生える。葉は広めの卵形で、羽状に浅く裂け、互生。葉には鋸歯がある。葉の表面は緑色で縁が白く、裏面には銀白色の毛が生える。花期は11~12月。舌状花は白く、真ん中の筒状花は黄色い。ピンクの花の園芸品種もある。花の後にできる実はそう果。熊本県のレッドデータブック(2009)では絶滅危惧IA類(CR)に指定。別名サツマノジギク(薩摩野路菊)。西宮市北山緑化植物園(2016/12/1)。



なかがわのぎく(那賀川野菊)

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ナカガワノギク(学名:Chrysanthemum yoshinaganthum)はキク科キク属の多年草。草丈は30cmくらい。原産地は日本。徳島県の固有種で那賀川流域に自生する。茎は束生し、下部は多少木質で上部で密に分枝。葉は長さは4cm内外で、やや厚く、細く先端に切れ込みがある。表面は緑色、裏面は灰白色。花期は9~11月。径3㎝ほどの白色、のち淡紅色になる頭花を、枝の先端に単生またはやや散房状につける。名前の由来は那賀川沿いに見られる野菊のため。 別名-。西宮市北山緑化植物園(2016/12/1)。

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しゅっこんブラキカム(宿根Brachycome)

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シュッコンブラキカム(学名:Brachyscome angustifolia)はキク科ブラキカム属の常緑多年草。草丈は10~20cm。原産地はオーストラリア。花期は4~11月。花径2cmほどの小輪の淡い紫・ピンク色ピンクの花を次々に咲かせる。別名ブラキカム・アングスティフォリア(Brachyscome angustifolia)、ヒメコスモス(姫秋桜)。西宮市北山緑化植物園(201612/1)


ぶんたん(文旦)

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ブンタン(学名:Citrus maxima、Citrus grandis)はミカン科ミカン属の常緑低木。高さは2~4m。原産地は東南アジア、中国南部、台湾など。柑橘類の一種。日本には江戸時代初期に渡来。寒さに弱く、四国、九州南部で生産されている。樹形は直立性でよく分枝し、枝に棘はない。 葉は、楕円状披針形で、葉先に浅い鋸歯があり、互生し、葉柄には翼がある。花期は5~6月。葉腋に花径3cmほどの白色の4~5弁花をつける。果実は液果で球形、扁球形、洋梨形、卵形など、品種により直径15~25cm、重さ500g~2kgまで様々な大きさに育つ。果皮が非常に厚く、果肉は果汁が少ないが独特の甘みと風味を持つ。収穫期は年末頃だが、数ヶ月間貯蔵して酸味を減らした後に出荷される。果肉はしっかりしており、小袋から剥がれやすいので、グレープフルーツとは違い、 一個ずつ綺麗な形で取り出せる。 味は程好い酸味と甘味があり、味覚のバランスがとれている。加工食品の原料としても用いられ、皮や果肉を用いた砂糖漬け(ザボン漬け、文旦漬け)、マーマレード、ボンタンアメなど有名。外皮には柑橘類に共通の揮発成分を含む他、グレープフルーツやナツミカン等のブンタンからの交雑種にのみ含まれる香気成分を含む。皮には他にサンショウと同じく、舌にしびれを感じさせる(局所麻酔性)辛味成分も含んでいる。別名ザボン(朱欒) 、ボンタン(文旦)、ジャボン(朱欒)。日本で生産されている主な品種は、熊本県八代市地区のバンペイユ(晩白柚)、長崎県のヒラドブンタン(平戸文旦)、鹿児島県阿久根地方のアクネブンタン(阿久根文旦)、高知県のトサブンタン(土佐文旦)やスイショウブンタン(水晶文旦)、熊本県と愛媛県のカワチバンカン(河内晩柑)など。香芝市にある果樹園(2016/11/29)トサブンタン。

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しきざくら(四季桜)

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シキザクラ(学名:Cerasus × subhirtella 'Semperflorens'、Prunus x subhirtella cv. Semperflorens)はバラ科サクラ属の落葉小高木。高さは3~8m。原産地は日本。マメザクラとエドヒガンの種間交雑。花期は10~12月、4月上旬。秋と春の二季咲き。花は白色から淡いピンク色で、小さな5枚一重咲き。シキザクラの萼筒は細く一重、フユザクラは萼筒が紅色で太めで花は一重、ジュウガツザクラは萼筒が紅色で八重、コブクザクラは萼筒が漏斗型で八重といった特徴がある。別名-。京都府立植物園(2016/11/18)。

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ふゆざくら(冬桜)

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フユザクラ(学名:Prunus x parvifolia cv. Fuyu-zakura、Cerasus×parvifolia 'Parvifolia' )はバラ科サクラ属の落葉小高木。高さは5~7m。原産地は日本。花期は10~3月。花は中輪、一重咲きで白色。一重の白花を咲かせる。花色は白または薄桃。花弁数は5枚。別名コバザクラ(小葉桜)。京都府立植物園(2016/11/18)。

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しらぬひ(不知火)

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シラヌヒ(学名:Citrus reticulata ‘Shiranui’)は、ミカン科ミカン属の常緑低木。高さは2.5~3m。原産地は日本。柑橘類のひとつ。1972年、長崎県南高来郡口之津町(現・南島原市)の農林水産省果樹試験場で、「清見(きよみ)」タンゴールと中野3号「ポンカン」を交配して誕生した。 果形は果梗部にデコが現われやすく不揃いになりやすく、果皮は見た目が粗く成熟するとややくすんでしなびるなど、外見上の弱点が目立ち育成試験場では選抜対象とはならず品種登録はされなかった。その後、熊本県宇土郡不知火町(現・宇城市)に伝わり、品種名を「不知火」として栽培の取り組みが始まった。熊本県、愛媛県、和歌山県、広島県、佐賀県等の全国へと普及。実の外見上の凸が特徴であるが、凸のあるなしは味や品質に関係ない。果皮は厚いが剥き易く、じょうのう膜も薄く袋のまま食べられ種もほとんど無い。日持ちも良く、糖度が高く、食味にも優れる。同じものが韓国の済州島へ渡って特産品となり、漢拏峰(ハルラボン)という名前で生産されている。ケーキ、菓子や、加工してジュース、ジャム、果実酒としても利用される。花期は5~6月。白い5花弁の花を咲かせる。別名デコポン(熊本県果実連が所有する登録商標)、デコタンゴール(愛媛県)、ヒメポン(愛媛)、キヨポン(広島)、ラミポリン(鹿児島県)、フジポン(静岡)、アマポン(福岡県)、ポンダリン(徳島)。京都府立植物園(2016/11/18)。

イワギク(岩菊)

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イワギク (学名:Chrysanthemum zawadskii)はキク科キク属の多年草。草丈は10~30cm。原産地は日本、東アジア、シベリア、ヨーロッパ東部。北海道の海岸や本州から九州の限られた山地の岩場に自生する。茎は直立し、葉は肉質で、幅広いへら形で、互生。葉は羽状に深く裂け、裂片の縁には粗い鋸歯がある。花期は7~10月。白、または淡い紅色を帯びた舌状花のある頭花を茎先に一輪ずつつける。筒状花は黄色。花径は3~6cmくらい。花の後にできる実はそう果。環境省のレッドリスト(2012)では、絶滅危惧II類(VU)に登録されている。別名エゾノソナレギク(蝦夷の磯馴菊)、ピレオギク(ピレオ菊)。ピレオは、サハリンの地名。京都府立植物園(2016/11/18)。

ダツラ(Datura)

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ダツラ(学名:Datura)はナス科チョウセンアサガオ属(ダツラ属)の一年草。草丈は80~100cm。原産地は熱帯アメリカ、インド等の熱帯アジア。葉っぱはナスに近い。花期は7~10月。花はラッパ型で上から横向きに咲く。花色は白、紫、黄色などがある。一重の他、花びらが重なった二重や三重になるものもある。花径は15~20cm。花後にできる果実は球形で、表面にびっしりと刺があり、中に小さな黒い種が入っている。茎、葉、花、果実、根など植物全体にアルカロイドを含む有毒植物。花岡青洲が江戸時代後期に日本初の麻酔手術に成功した時に麻酔薬として使ったことが知られいる。別名チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)、マンダラゲ(曼陀羅華)、ダチュラ(Datura) 。草本の朝鮮朝顔がダツラで、木本はブルグマンシア(木立朝鮮朝顔、エンジェルス・トランペット・ツリー)。ブルグマンシアはトランペット状の花を下向きに咲かせる。京都府立植物園(20161118)。

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まるばるこうそう(丸葉縷紅草)

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マルバルコウソウ(学名:Quamoclit coccinea)はヒルガオ科ルコウソウ属の蔓性一年草。草丈は2~5m。原産地は中央アメリカ。日本へは江戸時代の末期に観賞用として渡来。本州の関東地方から九州にかけての空き地や荒地などに生育。左巻きの蔓性である。葉は卵形で、互生。葉の先は尖っており、つけ根の部分は心形で葉柄がある。花期は8~10月。ラッパのような形をした朱赤色で先が5つに裂け、中心部は黄色い1.5~2cmの小さな花を次次と咲かせる。萼片は5枚、雄しぺは5本。一日花で、午後にはしぼむ。花の後にできる実はさく果。。同じ仲間で今でも園芸植物として育てられているルコウソウ(縷紅草、学名:Ipomoea quamoclit)は花色が白、赤、桃色などで、葉が丸葉な事で見分ける事ができる。別名マルバルコウ(丸葉縷紅)、ルコウアサガオ(縷紅朝顔)。

もりむらまんねんぐさ(森村万年草)

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モリムラマンネングサ(学名:Sedum uniflorum ssp. japonicum f. morimurae)はベンケイソウ科セダム属(マンネングサ属)の常緑多年草。草丈は10~20cm。原産地は日本。東北~九州の山地や海岸の岩上に生育。メノマンネングサの変種。葉は卵形で光沢がある。秋~春の期間、葉がオレンジ色に紅葉する。花期は5~7月。黄色い花が咲く。白花の品種もある。屋上緑化、グランドカバー、花壇、鉢植え等に利用。 別名セダムモリムラマンネングサ(Sedum森村万年草)。西宮市大谷美術館(2016/9/13)。




せいじょうかんあおい(青城寒葵)

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セイジョウカンアオイ(学名:Asarum splendens)はウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草。草丈は10~20cm。原産地は中国。中国中南部の中標高の樹林下に生育。葉は厚く、矢型で濃い言い緑とグレイの斑紋葉。花期は春(5~6月)。花は大輪(5cm)。花色は濃い紫色。別名スプレンデンス(Splendens)。西宮市北山緑化植物園(2016/9/24)。

アマリリス(Amaryllis)

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アマリリス(学名:Hippeastrum x hybridum)はヒガンバナ科ヒッペアストルム属の多年草。草丈は40~60cm。原産地は中南米、ヨーロッパで改良。茎は中空。根際から生える葉は披針形。花期は5~6月。茎先に花径が20cmもある大輪で、花被片は6枚、花の色は、濃い紅色やピンク、白など。絞り、覆輪のものもあり、八重咲きや斑入りの葉のものもある。別名ナイトスターリリー(Knight’s star lily)、バーバドスリリー(Barbados lily )、ヒッペアストルム(Hippeastrum)、キンサンジコ(金山慈姑)、ジャガタラズイセン(咬吧水仙)、ベニスジサンジコ(紅筋山慈姑)、ネイキッドレディ(Naked lady)。俳句では夏の季語。原種系(アマリリス属)のものはアマリリス・ベラドンナ(学名:Amaryllis belladonna)と呼ばれ、原産地は南アフリカである。


やまじのほととぎす(山路の杜鵑草)

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ヤマジノホトトギス(学名:Tricyrtis affinis)はユリ科ホトトギス属の多年草。草丈は30~60cm。原産地は日本固有種。北海道西南部、本州、四国、九州の山野の林内に生育。茎は直立し、斜め下向きの毛が生える。葉は互生し、葉身は卵状長楕円形または狭長楕円形で長さ8~18cmになり、先端は急にとがり、基部は茎を抱く。葉の縁は多くは波打ち、基部ちかくの葉には、緑色地に濃緑色の斑状の模様がある。花期は8~10月。花は茎の先や葉腋に1~3個つき、上向きに咲く。花被片は白色で内面に紅紫色~暗紫色の斑点があり、上半部は平開するが、ヤマホトトギスのように反りかえることはない。果実は蒴果で3稜があり、胞間裂開する。白色のものはシロバナヤマジノホトギス(白花山路の杜鵑草、学名:Tricyrtis affinis f. albida)という。ヤマジノは山路でよく出会うことからつけられた。別名-。西宮市北山緑化植物園(2016/9/24)。

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よく似たヤマホトトギス(山杜鵑草、学名:Tricyrtis macropoda)は、茎先や上部の葉腋に散房花序をつけ、花被片が強く反りかえり、花糸にも紫色の斑点がある。また、セトウチホトトギス(瀬戸内杜鵑草、学名:Tricyrtis setouchiensis)は、花被片の開き方はヤマジノホトトギスと同じだが、花被片の下部に黄色の斑点があり、花糸に紫色の斑点がある。

あわ(粟)

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アワ(学名:Setaria italica)は、イネ科エノコログサ属の多年草。草丈は1~2m。原産地は東アジア。五穀のひとつ。エノコログサを原種とする。温暖で乾燥した風土を好み。日本では、縄文時代には栽培されていて、稲(こめ)よりも以前に渡来して食用に栽培されていた。花期は7~9月。稈(かん)の先端に長さ15~25cm、径2~3cmの穂を円錐状につける。黄緑色の穂には、小型の頴果(えいか)が密につき、熟すと下垂する。穂は熟し、たれさがる。粒の質から粳アワ(うるちアワ)と糯アワ(もちアワ)、収穫の時期から夏アワ、秋アワなどの品種に分けられる。名は五穀の中で味が「淡い」ことからとの説と味が「あわあわ」していることからとの説もある。別名ウルチアワ(粳粟)。奈良の万葉植物園(2016/9/2)。

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くろぐわい(黒慈姑)

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クログワイ(学名:Eleocharis kuroguwai)はカヤツリグサ科ハリイ属の多年草。草丈は40~70㎝。原産地は日本、朝鮮。北陸以西の本州から九州の湿地や水田に生育する植物で、泥の中に地下茎を長く這わせる。あちこちから花茎を出し、それが真っすぐに上に伸びるので、全体としては一面に花茎が立ち並ぶ群落を作る。葉は根元の鞘として存在するだけで、葉身はない。鞘は赤褐色に色づく。花期は7~10月。小穂は円柱形、長さ2~4cm、鈍頭、淡緑色。小穂は多数の花からなり、外側は螺旋に並んだ鱗片に包まれる。鱗片は楕円形で先端が円く、濃い緑色。中には雌しべと雄しべ、それに糸状附属物が並ぶ。果実は熟すると明るい褐色で倒卵形、先端に雌しべ花柱の基部の膨らんだ部分が乗る。秋の終わりには匍匐枝の先端に小さな黒っぽい芋(塊茎)をつける。この芋の形がクワイに似ているので、この名がある。別名-。奈良の万葉植物園(2016/9/2)。

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ゑぐ(恵具、佪具)  クログワイ(カヤツリグサ科)
君がため 山田の沢に ゑぐ摘むと 雪消の水に 裳の裾濡れぬ  巻十-1839







かなむぐら(鉄葎)

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カナムグラ(学名:Humulus japonicus、Humulus scandens)はアサ科(以前はクワ科に分類されていた)カラハナソウ属のつる性一年草。草丈は50~100cm 。原産地は日本、台湾、朝鮮半島、中国。荒れ地や道端に自生する。茎は長く伸び、下向きのトゲ(刺)が他の物にからまり右巻きに伸びる。葉は対生し掌状に5~7裂、縁に鋸歯があり、表面に粗い毛があり、触るとざらつく。花期は8~10月。雌雄別株。雄花は円錐花序をだし、黄緑色の花をつけ、雌花は、赤褐色の花が球状に下垂する。果実はそう果で果皮に包まれる。名前の由来は、ツルが丈夫であることを鉄に例え、ムグラはクサヤブ(草薮)の意。別名リッソウ(葎草)。英名はJapanese hop。奈良の万葉植物園(2016/9/2)。

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むぐら(牟具良、六倉) カネムグラ(クワ科)
葎(むぐら)はふ 賤(いや)しきや屋戸(やど)も大君の 坐(ま)さむと知らば玉敷かましを     橘諸兄(たちばなのもろえ) 巻19-4270 
(意味)鉄葎が這うような むさ苦しい私の屋敷でも 前の天皇様が お越しになるのだと知っていれば 玉を敷き詰めておきましたものを

やなぎたで(柳蓼)

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ヤナギタデ(学名:Persicaria hydropiper)はタデ科イヌタデ属の一年草。草丈は40~60cm。原産地は北半球全般。北海道~沖縄の水湿地に生える。葉は披針形、基部はくさび形、長さ5~10cm。花期は9~10月。花はまばらな穂状につく。花被は淡紅色で腺点が多く、4~5裂し、長さ3~3.5mm。ヤナギタデは全草が辛く、川魚などの香辛料として使われてきた。葉は細長く、その形をヤナギの葉に例えたのが和名となった。別名ホンタデ(本蓼)、マタデ(真蓼)。奈良万葉植物園(2016/9/2)。

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イビセラ・ルテア(Ibicella lutea)

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イビセラ・ルテア(学名:Ibicella lutea、Martynia lutea)はツノゴマ科(APG植物分類体系、クロンキスト体系ではゴマ科)イビセラ属の一年草。草丈は50~100cm。原産地は北アメリカ南部~メキシコ。葉、茎全体が毛で覆われ、粘液を分泌し、絡み付いた虫を消化・吸収する食虫植物。花期は7~9月。鮮やかな黄色い花を咲かせる。果実の形が、山羊の角のように、2本鋭利な突起が果実から飛び出す。この鉤状(かぎじょう)の角が、爪のように見えることから「悪魔の爪」と名づけられた。また果皮は非常に硬く、全体がトゲトゲし、熟すと真っ黒になる。昔は雑草化したイビセラ・ルテアを踏んで怪我をする事故もあり、「旅人泣かせ」という異名も、もっている。別名アクマノツメ(悪魔の爪)、タビビトナカセ(旅人泣かせ)、キバナツノゴマ(黄花角胡麻)、オオツノゴマ (大角胡麻) 。英名:Devil's claw、Unicorn flower、Yellow unicorn plant。西宮市北山緑化植物園(2016/8/14)。

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アマルクリヌム・ハワルディー(Amarcrinum howardii)

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アマルクリヌム・ハワルディー(学名:x Amarcrinum howardii)はヒガンバナ科アマルクリヌム属の常緑多年草。草丈は60~100cm。原産地は属間交配種。アメリカで1920年代に作出された、南アフリカ原産のアマリリス・ベラドンナ(Amaryllis belladonna)とクリヌム・ムーレイ(インド浜木綿、Crinum moorei)との属間交雑種。根際から生える葉は剣形で、根元に束生。花期は8~10月。茎先に散形花序を出し、白ないし淡い紅紫色の花を咲かせる。花径は10cmくらいで、甘い香りがする。別名-。京都府立植物園(2016/7/28)。

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ほうろくいちご(焙烙苺)

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ホウロクイチゴ(学名:Rubus sieboldii)はバラ科キイチゴ属の半つる性常緑低木。高さは 0.5~1 m。原産地は日本。本州の中部地方以西、四国、九州、沖縄に分布。枝は太く弓状に伸び、針状のとげがまばらにある。葉は長さ10~15cmの卵形で、質は厚くざらつく。ふちには重鋸歯がある。花期は4~6月。葉腋に直径2.5~3cmの白い花を開く。花弁は5個。果実は直径約1.8cmの球形で赤く熟す。別名-。京都府立植物園(2016/7/28)。

とかどへちま(十角糸瓜)

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トカドヘチマ(学名:Luffa acutangula)はウリ科ヘチマ属のつる性一年草。草丈は3m以上。原産地はインドから東南アジア。東南アジアでは比較的ポピュラーな野菜として栽培されている。国内でも沖縄や九州の一部地域で食用に栽培されている。トカドヘチマはヘチマ(糸瓜、学名:Luffa cylindrica)と近縁。葉の切れ込みは浅い。花期は6~9月。淡黄色で5弁の雌雄異なる花をつける。ヘチマは雄花の雄蕊が5本であるのに対してトカドヘチマは3本である。花は夕方から咲きだして夜の間だけ咲き翌朝にはしぼむ。果実は長さ10~40cm、直径8~10cm。表面に10本の縦の稜(りょう)があり、横断面が十角になるのでトカドヘチマの名がある。別名ヘチオク。京都府立植物園(2016/7/28)。

コロシントうり(Colocynthis瓜)

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コロシントウリ(学名:Citrullus colocynthis)はウリ科スイカ属の蔓性多年草(寒冷地では1年草)。草丈は。原産地は北アフリカ、熱帯アジア。砂漠地帯に自生する。薬用植物として、ヨーロッパ各地で栽培。茎は地面をはって四方に長く伸び、分枝する。スイカと同様に葉は羽状で深く切れ込んでいる。花期は6~8月。黄色な花(雌雄異花)を開き、果実は球形で直径約10cmほどのソフトボール大である。果皮の地肌は緑色で黄緑色の縞模様がある。果実は非常に苦いが食べることが出来る。乾燥した種子をコロシント実と言い、コロシンチンと呼ばれる苦味配糖体を含んでいて下剤として用いる。また、疝痛(せんつう)や胃の不調にも効果がある。別名ニガミスイカ(苦味西瓜)、ドクズイカ(毒西瓜)。京都府立植物園(2016/7/28)。

ふいりだんちく(斑入葮竹)

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フイリダンチク(学名:Arundo donax 'Versicolor')はイネ科ダンチク属の多年草。草丈は2~4m。原産地は地中海地方(ダンチクの園芸品種)。原種は明治12年頃に渡来。葉に白または黄白色の縞がはいる。花期は8~10月。花は白紫色の小花で、円錐花序につく。別名セイヨウダンチク(西洋暖竹)、フイリセイヨウダンチク(斑入西洋暖竹)、オキナダンチク(翁暖竹)、シマダンチク(縞暖竹)。京都府立植物園(2016/7/28)。

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ミヤマイラクサ(深山刺草)

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ミヤマイラクサ(学名:Laportea macrostachya)はイラクサ科ムカゴイラクサ属の多年草。草丈は50 ~100cm。原産地は日本、朝鮮、中国。北海道~九州の山地、亜高山のやや湿った沢沿いなどに生える。茎や葉に刺がある。葉は互生し、柄は長く、葉身は広卵形で長さ6~15cm、先は尾状に長く、ふちに粗い鋸歯がある。花期は7~9月。雌雄同株。茎の上部から一本穂状花序を出し、緑色の細長い小さい雌花を多数つける。雄花は葉の腋から円錐花序を出し、白色の小花を多数つける。東北地方の代表的山菜でもある。別名イラ(刺)、アイコ。京都府立植物園(2016/7/28)。

ようらくたまあじさい(瓔珞玉紫陽花)

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ヨウラクタマアジサイ(学名:Hydrangea involucrata var.mulutiplex)はアジサイ科アジサイ属の半耐寒性落葉小低木。高さは1~2m。原産地は日本(伊豆大島)。自生地は湿り気のある木陰で生育。タマアジサイの変異種で、昭和23年、中井猛之進博士が伊豆大島で発見し命名。花期は7~9月。日本に自生するアジサイの中で、蕾が苞に包まれて球形になる幻の名花として人気の高い玉アジサイ。装飾花が八重咲きになる。蕾がはじけて大きなガクアジサイのような花をつけることからクスダマノキの名もある。瓔珞(ようらく)とは、仏像や仏殿、装身具や建物の軒に下げる装飾品のこと。別名クスダマノキ(くす玉の木)。京都府立植物園(2016/7/28)。


シダルケア(Sidalcea)

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シダルケア(学名:Sidalcea malviflora)はアオイ科シダルケア属の多年草。草丈は80~90cm。原産地は北アメリカの南西部。草地や明るい林内の低湿地などに生える。葉は手のひら状に裂け、互生。葉は掌状に分裂。花期は6~8月。茎頂に穂状花序をだし、園芸品種も多く、ピンク色や紫色、白色などの花を咲かせる。別名シダルケア・マルビフローラ(Sidalcea malviflora)、シダルセア(Sidalcea)、ミニホリホック(Mini hollyhock:流通名)。京都府立植物園(2016/7/28)。

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セラトシグマ・ウィルモチアヌム(Ceratostigma willmottianum)

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セラトシグマ・ウィルモチアヌム(学名:Ceratostigma willmottianum)はイソマツ科ケラトスティグマ属の半耐寒性半常緑亜低木。高さは30~100cm。原産地は中国西部からチベット。よく枝分かれして、こんもりと茂る。花期は6~11月。コバルトブルーの花が次々と長い間咲き続ける。英国では、園芸品種の‘フォレスト・ブルー’が育成され普及している。別名ケラトスティグマ・ウィルモチアナム(Ceratostigma willmottianum)、アルタイルリマツリ(アルタイ瑠璃茉莉)。西宮市北山緑化植物園(2016/7/21)。

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補足
ケラトスティグマ属(Ceratostigma)には8種があり、冬に地上部が枯れる草本性のものと、茎が残って低木状になるものがある。最も一般的な種類はルリマツリモドキ(学名:Ceratostigma plumbaginoides)で、中国西部が原産の耐寒性宿根草。地下茎を伸ばして広がり、茎葉がこんもりと密生して、コバルトブルーの花が次々と長い間咲き続ける。花壇の縁取りやコンテナなどに利用が多く、グラウンドカバープランツとしても使われる。低木状の種類では、グリフィチー種(学名:Ceratostigma griffithii、和名はブータンルリマツリ)とウィルモチアナム種(Ceratostigma willmottianum、和名はアルタイルリマツリ)がよく栽培されている。両種はよく似ていますが、グリフィチー種はやや大型で小枝が少なく、花期は主に秋。ウィルモチアナム種はよく枝分かれし、初夏から秋に咲く。



しきんからまつ(紫錦唐松、紫金唐松)

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シキンカラマツ(学名:Thalictrum rochebrunianum)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。草丈は70~150cm。原産地は日本。自生地は福島、群馬、長野の山地で、落葉広葉樹林の縁や林の中の湿った場所に生える。茎は紫褐色を帯びる。葉は3、4回3出複葉。小葉は長さ1~3cmで先が浅く3裂する。花期は6~8月。先のとがった円錐花序をつける。花には花弁がなく、花弁に見える薄い紅紫色の部分は萼片。萼片は花の頃にも落ちずに残る。雄しべと雌しべは黄色く、多数。雄しべの一部である葯は長楕円形で、花柄は無毛。名は花色に由来し、草姿がカラマツソウに似ていることから。別名-。西宮市北山緑化植物園(2016/7/21)。

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ごま(胡麻)

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ゴマ(学名:Sesamum indicum)はゴマ科ゴマ属の一年草。草丈は約100~150cm。原産地はインド~エジプト。国内では鹿児島県、茨城県、沖縄県などで生産されている。花期は7~8月。葉腋に薄紫色、白、薄桃色の花をつけ、実の中に多数の種子を含む。主に種子が食材、食用油など油製品の材料とされ、古代から今日まで世界中で利用されている。白ゴマ、黒ゴマ、黄ゴマ(金ゴマ、茶ゴマ)など、種子の外皮の色によって分類される。欧米では白ゴマか流通、アジアは半々。金ゴマは主にトルコでの栽培。収穫期は8~9月。別名セサミ(Sesame)。西宮市北山緑化植物園(2016/7/21)。

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おおばなおけら(大花朮)

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オオバナオケラ(学名:Atractylodes macrocephala)はキク科オケラ属の多年草。草丈は30~80cm。原産地は中国。山地の斜面、低木林の林内などに生える。葉は倒卵形で互生、縁には刺状の鋸歯がある。花期は9~10月。管状花は紅紫色から紫色をした花をつける。オケラ に比べて頭花が大きい。オオバナオケラとオケラの根茎に由来するものがビャクジュツ(白朮)で、各々唐白朮、和白朮と呼ばれ、何れも特異な香気が強く苦味がある。別名ビャクジュツ(白朮)。西宮市北山緑化植物園(2016/7/2)。



ぎんこうぼく(銀厚朴)

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ギンコウボク(学名:Michelia alba)はモクレン科オガタマノキ属の常緑高木。高さは5~10m。原産地はインドネシア。金厚朴(キンコウボク:Michelia champaca)とミケリア・モンタナ(Michelia montana)との交雑種。葉は卵形で、互生。革質で長さ15~20cm、先は尖り、鋸歯はない。花期は5~9月。花弁は白色肉厚で、花被片の数は8~9個。咲き進むと淡い黄白色となる。花はよい香りがし、香料を抽出。別名ハクギョクラン(白玉蘭)、ミケリア・アルバ(Michelia alba)。西宮市北山緑化植物園(2016/7/2)。

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まいこあじさい(舞妓紫陽花)

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マイコアジサイ(学名:Hydrangea serrata f. belladonna)はアジサイ科アジサイ(ハイドランジア)属の落葉低木。高さは1~2m。原産地は日本。ヤマアジサイの変種。花期は5~6月。装飾花がテマリ(手鞠)状に集まって咲く、ベニテマリによく似た品種。小さな装飾花が育ってきて花の房が大きくなる。淡青が基本のようだが、他のアジサイ同様、土や肥料の影響で花の色が変化し易い。別名-。ガク片が純白のものはシロマイコアジサイ(白舞妓紫陽花)と呼ばれる。西宮市北山緑化植物園(2016/6/25)シロマイコアジサイ。

ブルーレースフラワー(Blue lace flower)

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ブルーレースフラワー(学名:Trachymene coerulea、Trachymene caerulea)はウコギ科(セリ科、チドメグサ科)トラキメネ属の一年草。草丈は50~100cm。原産地はオーストラリア 。太めの花茎を長く伸ばして咲く。葉は切れ込みが細かく入るが、花が咲く頃には目立たなくなる。花期は5~7月。 花は、傘状に小花が密生して半球状に盛り上がり、直径5~7cmくらいの房になる。花色は淡青色のものが一般的で最も利用が多いが、ピンクやホワイトの花色もある。レースフラワーには他に白花のホワイトレースフラワー(学名:Ammi majus)もあるが、ブルーレースフラワーの名で出回るものは通常この種を指す。別名ソライロレースソウ(空色レース草)、ディディスカス(Didiscus)。旧学名のディディスカス(Didiscus coeruleus、Didiscus caeruleus)の名前で流通することもある。西宮市北山緑化植物園(2016/6/25)。

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コトネアスター・ダメリー(Cotoneaster dammeri)

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コトネアスター・ダメリー(学名:Cotoneaster dammeri)はバラ科シャリントウ属の常緑つる性低木。高さは10~50cm。原産地は。北海道~九州に生育。葉は皮質。品種は多く立ち性のものから這い性のものまで有る。花期は4~6月。白い花、秋(10~1月)に赤い実をつけ、また、寒さで葉が冬に紅葉をする。常緑樹だが1~3月は葉を落とす。別名-。西宮市北山緑化植物園(2016/4/29)。

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タイム・ロンギカウリス(Thymus longicauris)

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タイム・ロンギカウリス(学名:Thymus longicauris)はシソ科イブキジャコウソウ属の耐寒性常緑小低木/多年草。高さは3~10cm位。原産地はヨーロッパ。タイムの中でも耐寒性、乾燥に強く、グランドカバーとしておすすめ。しっかりした枝葉で非常に丈夫で生育旺盛。地面を這うようによく広がる。つやのある濃い緑色の葉花期は4~6月。ローズピンクの小さくてかわいい花をたくさん咲かせるほふく性のタイム。ハーブとして肉の臭み消しに古くから利用されてきた。花の咲く前が一番香りが良い。別名ロンギカウリスタイム(Longicauris Thymus)。西宮市北山緑化植物園(2016/4/29)。

アスフォデリネ・ルテア(Asphodeline lutea)

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アスフォデリネ・ルテア(学名:Asphodeline lutea)はユリ科(ツルボラン科)アスフォデリネ属の半耐寒性多年草。草丈は80~120cm。原産地は地中海沿岸。花期は4~5月。星形の黄色の花には芳香がある。別名-。西宮市北山緑化植物園(2016/4/29)。アスフォデリネ’イエローキャンドル’(学名:Asphodeline luter 'Yellow Candle')。

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スカビオサ・コーカシカ(Scabiosa caucasica)

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スカビオサ・コーカシカ(学名:Scabiosa caucasica)はマツムシソウ科スカビオサ属の耐寒性多年草(一年草扱いされる)。草丈は45~60cm。原産地はヨーロッパ。花期は4~6月と9~10月。花色は青、紫、白、ピンク、黄、赤。別名コーカサスマツムシソウ(caucasica松虫草)。西宮市北山緑化植物園(2016/4/14)。

スカビオサ属には80種以上がある。花壇や切り花に多く利用されているのは、花が盛り上がるように咲くスカビオサ・アトロプルプレア(学名:Scabiosa atropurpurea、セイヨウマツムシソウ)と、大輪で花弁の広い優雅な花をつけるスカビオサ・コーカシカ。アトロプルプレアは園芸品種が多く、花色も豊富。

ドイツィア ‘マジシャン’(Deutzia ‘Magicien’)

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ドイツィア ‘マジシャン’(学名:Deutzia × hybrida 'Magicien')はユキノシタ科ウツギ属の落葉広葉低木。高さは2m。原産地は日本。バイカウツギの仲間ではなく、ウツギの仲間のロンギフォリア(Deutzia longifolia)の交雑種とされている。花期は5~6月。白地に薄ピンクの色合いの花が房状に咲く。別名ベニバナバイカウツギ(紅花梅花空木)、ウツギ・マギシェン(空木Magicien)、アカハナウツギ (赤花空木)。西宮市北山緑化植物園(2016/5/17)。

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シスタス・クレティクス(Cistus creticus)

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シスタス・クレティクス(学名:Cistus incanus ssp. creticus/Cistus creticus)はハンニチバナ科ゴジアオイ属の耐寒性多年草/常緑低木。草丈は60~80cm。原産地はヨーロッパの南部(地中海沿岸)岩の多い乾燥地に自生。葉は披針形で腺毛があり、縁は波打つ。花期は3~6月。直径4~5cmの淡い赤紫色からピンク色の花を咲かせる。全草の表面を香りのある樹脂が覆っており、これを採集したものがラブダナムという香料になる。別名ゴジアオイ(五時葵)、キスツス・クレティクス(Cistus creticus)、ロックローズ(Rockrose)。英名は Pink rockrose、 Mauve rockrose,、Cretan rockrose。西宮市北山緑化植物園(2016/5/5)。

いわぎりそう(岩桐草)

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イワギリソウ(学名:Opithandra primuloides)はイワタバコ科イワギリソウ属の多年草。草丈は:5~10cm。原産地は日本。本州の近畿地方から九州の山地の北向きの岩壁に生育。葉は根際から生え、卵円形でやや肉厚である。葉の先は円く、葉の縁には鋸歯があり、白い軟毛が生えている。花期は5~6月。茎先に散形花序を出し、淡い紅紫色をした花を数輪つける。花冠は筒状で、先が唇形に5つに裂ける。花径は1cm、花冠の長さは2cmくらいである。実は線形のさく果。環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
別名-。西宮市北山緑化植物園(2016/4/29)。