ラベンダー(Lavender)

ラベンダー(学名:Lavandula)はシソ科の常緑小低木の1属である ラベンダー属。高さは30cm~1m。原産地は地中海沿岸。花期は5~7月。花茎を伸ばしてその先端に小さな花を穂状に多数付ける。紫や白、ピンク色の花を咲かせる様々な品種がある。中でも紫色の花が最もポピュラーであり、ラベンダー色とは薄紫色を意味する。主に、ポプリ、ハーブティー、アロマセラピー、観賞用などに利用され、鎮痛や精神安定、防虫、殺菌などに効果があるとされる。属名の Lavandula は「洗う」という意味のラテン語に由来する。これはローマ人達が入浴や洗濯の際にラベンダーを湯や水に入れることを好んだためとされる。高温多湿は苦手で、西岸海洋性気候や亜寒帯湿潤気候の地域で多く栽培されている。日本では北海道の富良野地方のラベンダー畑が全国的に有名であり、上富良野町、中富良野町、ニセコ町のシンボルとしても指定される。別名ラヴァンドゥラ、ラヴァンデュラ(Lavandula)。


分類(出典Wikipedia)

Ⅰ ラヴァンドラ(Lavandula)亜種

i. ラヴァンドラ(Lavandula)節 スパイカ節:園芸書などでイングリッシュ系として知られる。
●Lavandula angustifolia.: 通称コモン・ラベンダー(Common lavender)、イングリッシュ・ラベンダー(English lavender)、オールドイングリッシュ・ラベンダー、トゥルーラベンダー(True lavender)、真正ラベンダー。元々はフランスで栽培され始めた。葉は線形で対生し、若い茎では輪生する。葉の色は最初白っぽく、育つにつれ緑色になる。6~7月に、芳香のある青紫色の花を穂状にたくさんつける。日本の夏の高温多湿に弱い。最高級の精油がとれ、高地で育てると高い品質になるが、花穂が短く採取量が少ないため、商業用に育てられるものは、L. latifolia(スパイク・ラベンダー)が多少とも交雑した雑種であると考えられている。
●Lavandula latifolia: 通称スパイク・ラベンダー(Spike lavender)、ヒロハ(広葉)ラベンダー。ポルトガル原産。広がりのあるへら型の葉を持ち、グレイがかった紫の花穂をつける。葉はラベンダーの中でも特にカンファー臭がする。L. angustifoliaの3倍の精油を収穫できるが、香料としての品質は劣る。
●Lavandula lanata: 通称ウーリー・ラベンダー(Woolley Lavender)。スペイン南部の山地が原産。全草フランネルのような白綿毛で覆われており、花穂は好ましいカンファー臭がする。
●Lavandula x intermedia: Lavandula angustifolia ssp angustifoliaとLavandula latifoliaの交雑種。通称ラバンジン、ラヴァンディン(Lavandin)。耐寒性が強く高温多湿にもやや耐え、日本でも育てやすく、関東地方以西の気候に合う。丈夫で花がたくさん咲き、精油も多く取れることから、商業用に広く栽培されている。香料としての精油の質は、L. latifoliaよりさらに劣るが、低地でも栽培できる。不稔性で種ができにくく、挿し木で増やす。

ii. デンタータ (Dentatae)節:フレンチ系として知られる。
●Lavandula dentata: 通称キレハ(切葉)ラベンダー、デンタータ・ラベンダー(Dentata Lavender)、フリンジド・ラベンダー(Furinjido Lavender)、フレンチ・ラベンダー(French lavender)。世界中に広く分布するが、海外ではおもにフレンチ・ラベンダーと呼ばれる。葉が歯状になっており、苞葉のある薄紫の花穂を1年の大半つける。変異種ができやすい。

iii. ストエカス(Stoechas)節 :フレンチ系として知られる。
●Lavandula stoechas: 通称イタリアン・ラベンダー(Itarian lavender)、スパニッシュ・ラベンダー(Spanish lavender)、フレンチ・ラベンダー(French lavender)。歴史的にフレンチ・ラベンダーと呼ばれ、日本でもそう呼ばれることが多い。原産は地中海沿岸・北アフリカ。1~3nmの小さな花を無数につけ、花穂の先端に紫紅色の苞葉がある。全草にカンファー様の清涼感ある香りがあり、短毛で覆われている。霜や寒さに弱い種が多いが、暑さには比較的強い。昔から薬用に使われてきた。
●Lavandula pedunculata: 通称スパニッシュ・ラベンダー(Spanish lavender)、フレンチ・ラベンダー(French lavender)。主にスペインで見られるが、原産はポルトガル、北アメリカ、南バルカン半島、小アジア。花穂は丸くふくらみがあり華やかだが、あまり丈夫ではない。

Ⅱファブリカ(Fabricia)亜種

iv. プテロストエカス(Pterostoechas Ging.)節
●Lavandula multifida: 通称ファーンリーフ・ラベンダー(Fern leaf lavender)、レース・ラベンダー(Race lavender)、ムルチフィダ・ラベンダー(Muruchifida Lavender)、エジプシャン・ラベンダー(Egyptian lavender)。愛らしい青紫の花穂をつけるが、ラベンダーの芳香はない。半耐寒性の多年草として園芸用に栽培される。
●Lavandula canariensis.: 通称カナリー・ラベンダー(Canary lavender)。条件が良ければ1.5mにもなる。カナリア諸島原産。耐寒性がない。
●Lavandula pinnata: 通称ピナータ・ラベンダー(Pinata Lavender)、ピンナタラベンダー(Pin thou lavender)、レースラベンダー(Race lavender)。シダのような特徴的な葉で、開花期には幻想的な美しさを持ち、園芸種として人気が高い。

v. スブヌダ(Subnudae)節
●Lavandula nimmoi Benth.

vi. カエトスタシス(Chaetostachys)節
●Lavandula bipinnata
●Lavandula gibsonii

vii. Hasikenses 節
●Lavandula hasikensis
●Lavandula sublepidota

III. サバウディア(Sabaudia)亜種

viii.サバウディア(Sabaudia)節
●Lavandula atriplicifolia
●Lavandula erythraeae

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