かえで(槭、楓)

カエデ(学名:Acer)は、カエデ科(APG植物分類体系ではムクロジ科に含める)カエデ属の木の総称。モミジ(紅葉、椛)とも呼ばれるが、その場合は様々な樹木の紅葉を総称している場合もある。植物分類上ではカエデとモミジは区別はしていない。 一般的にはカエデの仲間の特にきれいな仲間(子供の手のような葉の形のもの)をモミジと区別して呼んでいる。園芸上や盆栽の世界では葉の切れこみ数、切れこみ具合によって、イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジなど葉が5つ以上に切れ込んで掌状のものをモミジと呼び、それ以外のトウカエデ(切れ込みが3つのもの)などをカエデと呼んでいる。

一般に高木になる。落葉樹が多く落葉広葉樹林の主要構成種であるが、沖縄に自生するクスノハカエデ(楠の葉楓、学名:Acer oblongum subsp. itoanum)のように常緑樹もある。葉は対生し、葉の形は掌状に切れ込んだものが多く、カエデの名称もこれに由来するが、三出複葉のメグスリノキ(眼薬の木、学名:Acer maximowiczianum)や単葉のヒトツバカエデ(一葉楓、Acer distylum)、チドリノキ(千鳥の木、学名:Acer carpinifolium)、クスノハカエデのものもある。花は風媒花で、花弁は目立たなく小さい。果実は、片翼の翼果が二つずつ(稀に三つのこともある)種子側で密着した姿でつく。脱落するときは空気の抵抗を受けて回転し、滞空時間を稼いで風に運ばれやすくなっている。カエデの名称の由来は、葉がカエルの手に似ていることから「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛したものとされている。

漢字「楓」は、本来は本種ではなくマンサク科のフウを指す。訓読みで「かえで」と読むのは葉の形が似ていることによる慣用であるが、カエデは葉が対生、フウは互生であり、植物学的には異なる植物である。 かつてはカエデ科の木には「槭」が用いられていたが、この字は常用漢字に含まれず、替わって「楓」が充てられることが多くなった。

サトウカエデ(砂糖楓、学名:Acer saccharum)といわれる種は樹液が甘いので、これを採集し煮詰めてメープルシロップを作ることで知られている。又このサトウカエデは、その葉っぱがカナダの国旗にデザインされていることでも有名。

メグスリノキは、苦味成分のロドンデール(視神経を活発化させる作用がある)が多く含まれている。また、古来より漢方薬として利用されており、葉や樹皮を煎じて飲用したり洗眼薬にしていたのでこの名前がついている。山地に自生している。

カエデは木材として用いられ、その際にはメイプル(メープル)材と呼ばれることが多い。メイプル材は、ハードメイプルとソフトメイプルに分けられる。ハードメイプルはソフトメイプルよりも25%硬いとされる。

カエデとモミジのイラスト(YF)
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