●太陽暦(たいようれき)
 ・陽暦(ようれき)。地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)のみを元にして作られた暦法。
 ・暦が実際の季節とずれないように約4年に1回閏日を入れて補正(ユリウス暦)。さらに400年間に3回ほど閏年にしないで平年に戻す(西暦の年数が100で割り切れて、かつ400で割り切れない年は閏年としない)補正を加えた(グレゴリオ暦、新暦)。
 ・太陽暦の平年は365日、閏年は366日。

●太陰暦(たいいんれき)
 ・陰暦(いんれき)。朔望月(月の満ち欠けの周期)を1ヶ月とする暦法。
 ・回帰年(季節の周期で、太陽暦の1年にほぼ等しい)は365.2422日である。太陰暦は朔望月を単位とするため1年は朔望月の整数倍となるが、回帰年は12.37朔望月なので、太陰暦の1年は回帰年と大きく異なる。

●太陰太陽暦(たいいんたいようれき)
 ・太陰太陽暦とは太陰暦を基にしつつも閏月を挿入して実際の季節とのずれを補正した暦である。太陰太陽暦を太陰暦と呼ぶ場合もあるが、これは太陰太陽暦が太陰暦から派生し、日は月の運行によって決められていることによる。
 ・東アジアで単に太陰暦・陰暦といった場合、太陰太陽暦である中国暦・和暦など意味することが多い。これらが廃止された中国や日本では、旧暦とほぼ同義である。現代の日付について述べる場合は、最後の公的な太陰太陽暦だった時憲暦や天保暦をさす。


(参考)

■太陽年(たいようねん):回帰年(かいきねん)
 ・太陽年(solar year, tropical year)とは、太陽が黄道上の春分点を出て再び春分点に戻ってくるまでの平均周期である。回帰年ともいう。春分点の移動(歳差運動)のため、恒星年より短い。1太陽年は365.24219日(2000年の値)だが、100年間につきおよそ100万分の7日ずつ短くなっている。しかしこれは地球の自転の遅れによって1日の長さが伸びつつあることによる見かけの日数の減少であり、太陽年の長さ自体が減少しているわけではない。太陽暦の1年は太陽年にあわせて作られ、グレゴリオ暦の1年間は平均365.24250日であり、太陽年とのずれが約3000年で1日となる。

■平年(へいねん)
 ・平年とは、暦において日数や月数に特別な増減を設けていない年のことである。時間の決め方における整合性のため、平年にない日や月を新たに設けた年のことを閏年という。通常、太陽暦の平年は365日(閏年は366日)、太陰太陽暦では平年は12ヶ月、約354日(閏年は13ヶ月、約384日)、太陰暦では平年は354日(閏年は355日、共に12ヶ月)である

■閏年(うるうどし、じゅんねん)
 ・閏年とは閏がある年である。閏年でない年を平年と呼ぶ。

■閏月(うるうづき、じゅんげつ)
 ・閏月とは、太陰太陽暦において、暦が実際の季節とずれるのを防ぐために挿入される月のこと。閏月の挿入の有無が、太陰暦と太陰太陽暦との違いである。純粋太陰暦による12か月は354日で、太陽暦の1年にくらべて11日ほど短い。このずれは、11×3=33日で3年間で1か月分ほどになる。そこで、約3年に1度、余分な1か月を挿入して、ずれを解消する。この余分な月を閏月という。閏月の月名は、前月の月名に「閏」を付ける。例えば、四月の次に挿入された閏月は「閏四月」となる。閏月を挿入して1年が13か月になる年のことを閏年という。
 ・閏月を19年に7度挿入すると、誤差なく暦を運用できることが古くから知られていた。これは、ある月日の月相(月の欠け方)が同じとなる周期が19年であることによるもので、この周期をメトン周期(太陰章)という。

■朔望月(さくぼうげつ)
 ・朔望月(Synodic month)とは、月の満ち欠けの1周期のこと。新月を朔、満月を望といい、朔から次の朔、あるいは望から次の望までの期間のことを指す。黄道上、朔は太陽と月の黄経の差が0°の時、望は180°の時である。月の複雑な軌道のため、周期にはおよそ29.27日から29.83日の幅があり、平均して29.530589日となっている(平均朔望月)。
 ・太陰暦・太陰太陽暦では、朔の日を月の第1日目に合わせることにしているので、朔望月の計算をもとに1日(ついたち)を決め、大の月(一ヶ月30日の月)、小の月(1か月29日の月)を配当していくようにしている。

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